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2004/07/31

絵空事の病院経営(4) 病院こそブレードPC

 病院の全ベッドに端末を置くと、大学病院ではベッド数の1.5倍から2倍の端末が設置されるようになります。そんな膨大な端末を専任でもない病院の職員が管理するのは大変ということで、従来からシンクライアントがよいだろうと言ってきました。

 しかし普通にTerminal Serverを使うと、ユーザーがきちんとログオフせずに移動して別端末から接続した場合、1ユーザーのセッションが複数できてしまうみたいです。これでは困ります。この点Windows XP Proにあるリモートデスクトップは、同時に2つのセッションを許さないためそんなことはなく、重宝しています。Metaframeならこの辺りのセッション管理を制御できるのではと思いますが、よく知りませんので、ご存じの方は教えていただけると助かります。

 落雷などで数秒の停電やサージにやられた場合、病院システム全体としてはけっこうダメージが大きいのではという相談を受けました。端末については、全端末をノートにして緊急時に短時間でもバッテリ駆動することが考えられます。でもネットワーク機器についてはうまい考えが浮かびません。

 やはりここはネットワーク機器も含めて一カ所に集めて電源対策を施すのが良いように思います。そしてCitrixサーバかブレードPCを並べて、外の端末は全てシンクライアント。これなら電源だけでなくハード故障やパッチ当て、セキュリティの面でも楽です。

 病院のトップはITの初期投資はともかく保守運用経費には疎いことが多いので、買うときの値段は少々高くても、あとが楽な道を選んでおくのも良いのではないかと思っています。

 病院のベッドサイド端末を提案している各社に、「この外形でディスクレス・ファンレスのものはないの」とずっとお願いしていたのですが、最近ついに出てきたみたいです。OSは組込用Windows XPのようでしたので、シンクライアントとは言えませんが。

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2004/07/30

医療事故報告制度の詳細へのパブリックコメントへの回答

以下で医療事故報告制度の詳細へのパブリックコメントへの回答が出てました。

医療事故に関して報告を求める項目の詳細案等に係る御意見への回答
 私も個人的に意見を送っていたのですが、まあ妥当な回答だろうと思います。これで10月開始は固まったものと思いますので、私としても心の準備をしたいと思います。
参考過去記事 医療事故報告を義務づける範囲が狭すぎる

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2004/07/29

医療機関の広報に患者の力を

ケアネットの医療ニュースコーナーにこんなエントリーが。

医療機関に求められる広報戦略 徹底した患者ニーズへの対応
 日本には、緩和されつつあるとはいえ医療機関の広告規制があります。一方でインターネットは対象外、雑誌やテレビでは医療や健康の情報がガンガン流れています。上手なところはうまくやると思いますが、上手すぎても「あくどいのでは」と思われる恐れがあるかもしれません。だから口コミが一番ということなんでしょうが。

 私の文章「患者の実話を利用した米国の病院広報」の載った号もちょうど出ました(宣伝失礼)。あっちに書いてるのでここにはあまり書けません。不便なものですね(笑)。

看護管理 2004年8月号

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2004/07/18

大リーグオールスターでの日本視聴者限定「画像合成広告」とNHK

きつねのすみかさん: 米大リーグで「画像合成広告」 日本視聴者限定

 休暇中でNHKの中継を見ていたのですが、私もこれには驚きました。最初は日本向けの広告がわざわざ貼ってあるのかと思いましたが、選手や審判の輪郭に陽炎が立ってたので合成とわかりました。
 今回の出来事は、日本企業がNHKのスポーツ中継だけをねらい打ちして広告を自由に入れられる可能性を示した点で、画期的な出来事だったと思います。米国シアトルのセーフコフィールドに日本語の看板を出さなくとも、NHKが中継する元映像にだけ合成広告をつけられるとしたら、日本企業や米国の放送局にとってこんなうまい話はありません。

 困るのはNHKだと思います。米国のスポーツ中継でも、いろんなバナー広告やスポットCMが出てますが、NHKが放送しているときは、カウント表示や日本選手追っかけカメラ映像などでうまくカバーしてるようです。しかし、今回は防げませんでした。生中継だったためもあるのでしょうけど。

 考えられる理由は2つ。一つはNHKも了解というか黙認していたということ。二つめは技術的に無理だったということです。私はたぶん後者だと思っています。従来のスポーツ中継を見ていると、NHKは実在する広告板はそのまま映していますが、合成広告はブロックしていますので。

 さらに、今後はNHKの中継を狙い打ちした広告合成映像が流れてくる可能性があるわけです。だとすると、今後はNHKもそのメンツにかけて、合成広告ブロッカーなんてものを開発してくるかも知れません。合成広告が出たとたんにその部分だけ緑に塗りつぶすとか。そうすると広告側も選手の帽子やユニフォームにバーチャル広告を出すようになり……。

 なんだかWebサイトのポップアップ広告とそのブロッカーのいたちごっこを思い出させる話しではありますね。ライブ映像にどこまで手を入れて良いのかも問題になってくるような気がします。

 それにしてもテレビのバーチャル映像の進化は恐ろしいものです。アメフトの中継では、何年も前からファーストダウンを示す黄色い線をグラウンドに合成表示させ、最近では数十台のカメラの映像からコンピューター合成して、選手の動きをテレビゲーム並みに自由なアングルから追いかけることのできるリプレー映像まで登場しています。
 そのうちに、野球の球の中にカメラを仕込んだようなバーチャル映像が出てくるかも知れません。ピッチャーに握られるところからはじまり、手を離れて鋭く変化しながらミットに向かったかと思うとバットに当たり、必死に追いかける外野手を眼下に見ながらスタンドに飛び込むとか。。。

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2004/07/17

前提を忘れてないか「決定版:良い病院ランキング」

日経BP社のMedwaveで「決定版:良い病院ランキング」--総合ベスト10を発表だそうです。

 ぱらぱらと見て、「ランキングの高い病院って、関東から関西に偏ってるなぁ」と思いました。良い病院はこの地域に偏っているとも思えないのに。不審に思って隅から隅までよく見たら、

対象:日本医療機能評価機構の認定済み(かつ、2004年3月10日現在で、評点を同機構のホームページで開示)の一般病院で、関東、東海、近畿17県にある217病院。
だそうです。

 まったく、それなら「決定版」じゃなくて「関東・東海・近畿版:良い病院ランキング」としてほしいものです。紛らわしい。

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2004/07/16

アメ車のハンドリングを語るなかれ

またしばらく米国に行っておりました。あちらではblogを更新する暇もないくらい、西はナイアガラから東はボストンまで、走行距離10万マイルを越えた貧乏人御用達の愛車、ニッサンクエスト95年型でドライブしました。
 日本では3時間連続で運転などなかなか出来ない私ですが、米国ではけっこう出来るものです。ハイウェイを走りながら思ったのは、米国では長距離ドライブ中にハイウェイの車線からはみ出しにくい車が良いクルマだということ。山の中のワインディングロードを高速に回れるようなステアリングの応答性を持ったクルマは、米国のハイウェイではかえって危険な場合が多いのです。
 ちっちゃい頃から、「アメ車はハンドリングが悪い」といった記述を雑誌等で見ていましたが、それはアメリカでは当然求められる性能であって、決して悪いことではないのだということに、ようやく気づかされました。


本日、タイトルに画像を貼ってみました。日本に帰ってきたら、Infinityさんが復活していたので、祝意をこめて。

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