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2005/08/24

国研:医療の専門家に期待する言葉遣いの工夫

以下の報道を教えてもらいましたので、元ネタを調査しました。

リンク: NIKKEI NET:医師の説明、36%が「難解」・国語研調査.

出所は、国立国語学研究所の外来語に関する意識調査II(全国調査)です。その中に、第4章 医療の専門家に期待する言葉遣いの工夫というのがあります。

 たとえば、分かりやすく言い換えたり,説明を加えたりしてほしい医療用語として、このようなものが挙がっています。

 「喀痰細胞診」「飛沫感染」などの専門用語(57.1%)と,「セカンドオピニオン」「プライマリーケア」などの外来語(56.5%)が,ともに6割弱で上位にある。以下,「CT」「HIV」などのアルファベットの略語(47.3%)が5割弱,「所見をとる」「処方する」などの病院でよく使われる言葉(27.3%)が3割弱の順である。
 また、以下の言葉のどれを使ってほしいかといった調査もされています。ホスピスから始まる二つめの選択肢候補に改善の余地がありそうですが。
 <ターミナルケア/終末医療/痛みをやわらげ精神を楽にする医療>
 <ホスピス/終末医療施設/末期患者医療施設>

 なかなか興味深い結果で、良い調査だと思います。私も一応国研ウオッチャーのつもりでいたのですが、これに気づかなかったとはまだまだ甘かったです(笑)。

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2005/08/11

いまどき「皮膚呼吸」はないでしょうNHKさん

この番組を見ました。素材はともかく、NHKの医学監修がずさんなのにがっかりしました。

リンク: NHKスペシャル2005/8/9 赤い背中.

 背中がやけどの瘢痕だから「皮膚呼吸ができないため、呼吸障害もある」のだそうです。「皮膚呼吸」、はっきり申し上げて迷信です。呼吸障害の原因は皮膚が拘縮してゆとりがないため、肺が膨らまないためだと思いますが。

皮膚呼吸って何(新しい創傷治療さん)
 この番組、再放送したり、内外のコンテスト等に出品されるのでしたら、ここを含めた医学的内容の問題点をきちんと修正してほしいものです。

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2005/08/06

愛工大名電ナインは自主的に黙とうを

 原爆の日の原爆投下の時刻、被爆地ではサイレンが鳴ります。そして、広島や長崎の子供たちにはそのとき黙祷する習慣が身に付いています。

 ま、予想していたニュースでしたが、やはり高野連、やりましたね。広島の高陽東が他校に黙とうを呼びかけるのを止めたとか。
「49校で黙とう」、高野連が制止

 さて、広島の原爆は8月6日8時15分、長崎の原爆の日は8月9日11時02分です。私の記憶では、以前にも8月9日11時2分を甲子園の試合中に迎えた長崎県代表校がいましたが、試合を止めて黙とうしようとして審判に制止されたのではなかったかと思います。試合と重なるなんて滅多にないことなのに。

 今年の長崎県代表の試合は、8月9日11時00分に開始予定です。ひょっとしたら、高野連から「試合を中断しないように」とか前もって言い含められてるかもしれませんね。
愛工大名電(愛知) — 清峰(長崎)


 せめて愛工大名電高校のナインが、自発的に黙とうに参加してくれることを祈ります。プレイボール直後に1球だけ投げた後、両チームでタイムをかけましょう。ちょうどサイレンも鳴ってることですし。

2005/8/8 追記
 (春と夏を主催してる)新聞社が高野連に謝罪合戦をくりひろげてるみたいですが、大人の名誉の方が大事で、高校生たちに遺憾の意を表わす気はないみたい。

2005/8/9 追記
選手は9時台、両校応援団は試合前に黙とうしてくれたみたいです。

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2005/08/05

NEDO 電子・情報技術ロードマップ

これも覚え書きです。

リンク: NEDO:電子・情報技術開発部 電子・情報技術ロードマップ.

半導体技術のロードマップはそうはずれないとおもいますが、医療のロードマップはこううまくは描けないものですね。

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2005/08/04

真正性、見読性、保存性…医療と世間の3要件

----まだ覚え書きの域を出ませんが----

 医療情報システムの世界で3条件といえば、真正性、見読性、保存性なわけですが、一般の情報セキュリティの世界では3要素といえば、機密性、完全性、可用性となっています。CIAとも言うみたいですね。(機密性=Confidentiality、完全性=Integrity、可用性=Availability)

 でも、真正性も英語にするとIntegrityなわけです。Authenticityとも?

 言ってることは同じようなものですので、医療も世間に合わせてCIAにすることは出来ないのでしょうか。

 e-文書法では、見読性、完全性、機密性、検索性の4つになってますね。

どれかに統一しません?

2009/12/18 続報
電子カルテも3原則はやめて4原則にしよう.

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2005/08/03

絵空事の病院経営(5)実施入力に接触PANの応用を考える

 病院情報システムの実施入力を電子化した多くの施設で、今はバーコードが使われています。患者さんに薬を渡すたびに自分の名札と患者のリストバンドと薬のバーコードを入力。でも、言うは易く行うは難し。例えば6種類の薬がある場合、一度に入力するにはいろいろな困難を乗り越える必要があることがわかってきました。

 すると、次に思いつくのはRFID。10個でも一度に認証できちゃいます。でも、実際に動かす場面を考えると、心配が増えます。「隣の患者の薬を読み込んだりしないのか」など。

 ふと、PAN(Personal Area Network)が使えないかと思いました。たとえば医療者が薬を患者に渡すときに、手にちょっと触れるのです。すると医療者の手首かポケットの端末(無線LAN携帯電話みたいなもの)が医療者・患者・薬が繋がったことを検知して、bluetoothでベッドサイド端末に送信。心の通った自然な動きの中でブツの確認ができます。いかがでしょうか。

 PANやbluetoothの実施入力への応用については、2002年のJCMIで発表されてますが、手を触れることについては言及がないみたいですね。

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