« 仮想化PHR | トップページ | 内閣府が世界のトップを目指した先端的研究を募集中 »

2009/07/07

がんばれIT戦略本部(2) *-japan戦略は逃げ水か

e-Japanの次はu-Japan、そして今度はi-Japanですか。またも*-Japanに新しい頭文字です。私の生きているうちにアルファベットが枯渇するのではと心配になってきました。最初は*-Japanでなくx-Japanと書こうと思ったのですが、音楽関係で既出ですし……。

 最近、どうもこの手の「○○年度まで」の実現可能性が気になります。今までは、レセプトオンラインと地上デジタルのどちらが先に完全実施をあきらめるかが気になっていましたが、その後も続々と追加されてきています。

2011年度までにレセプトの完全オンライン化
2011年に地上デジタルテレビに完全移行
2011年度に社会保障カード
2013年度に電子私書箱 new

政府のIT戦略、特に医療IT関連の施策は、どうも逃げ水(蜃気楼の一種)を見ているような気がするのです。○○年度になってみると現実にはなっておらず、また未来の年度に別の名前で掲げられていたりして。

 もっときちんと歴史を検証すべきだろうと思います。下記読売新聞の社説にも「医師不足解消の一助に、ITを利用した遠隔医療をさらに推進してはどうか。」なんというのが出てきたのですが、遠隔医療の実用化に今までいくら投入され、その成果がどれだけ残っているかはマスコミの方もよくご存じないのでしょう。私も以前担当していましたが、一時のシステムの整備よりも、地道な努力の継続がないと、遠隔医療の実用化は難しいと思います。

リンク: IT新戦略 便利さが実感できる社会を : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

私も勉強したいとは思いますが、医療分野の電子私書箱にどのくらいの費用がかかり、誰が負担するのかは明らかになっているのでしょうか。携帯電話のメモリカードのバックアップをCloudに置くというしくみの延長線上にあるPHRですませた方が現実的なように思うのですが。

おまけ
その気は無かったのですが、「がんばれIT戦略本部」もシリーズ化の気配です。「IT戦略本部」でググるともう3位に来てる……。幸い、「IT戦略本部」でビングるとでて来ません。

2010/06/03 追記
遅くとも2013年度に「どこでもMY病院」の一部開始 new

参考過去記事
がんばれIT戦略本部-医療評価委員会

続報
がんばれIT戦略本部(3)ついに2020年が視野に

|

« 仮想化PHR | トップページ | 内閣府が世界のトップを目指した先端的研究を募集中 »

コメント

山野辺先生、お世話になっております。
「ビングる」についてですが、現在日本においてはベータ版としてのサービス提供です。

USでは本サービスの提供を始めておりますが、カテゴリ別表示等、意思決定を支援するサービスというコンセプトで好評のようです。是非、お試しを。
http://www.bing.com/

投稿: Mitch | 2009/07/08 19:23

米国のbingを使ってみました。いろいろ関連情報が出てきて面白いですね。でも、いろいろ試していたら、日本のサイトのすごいものを検索できてしまいました。sweat02

投稿: ynb | 2009/07/08 23:00

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/3033/45562789

この記事へのトラックバック一覧です: がんばれIT戦略本部(2) *-japan戦略は逃げ水か:

« 仮想化PHR | トップページ | 内閣府が世界のトップを目指した先端的研究を募集中 »