アウトオブバウンズで始まりOut of Boundsで終わった今シーズン
ついに「スポーツ」なんというカテゴリを作っちゃいました。
今シーズンは米国にいたので、スーパーボウルをはじめNFLのゲームをテレビの生中継で見ることができました。
今シーズン最初に見たのは2003年9月15日のジャイアンツとカウボーイズ。終了間際の残り11秒でジャイアンツが32-29とリードしたところで、勝負あったかと思いました。ところが、ジャイアンツのキックオフがコロコロと左隅のパイロンの手前で外に出てしまいました。Out of Boundsです。解説のJohn Maddenが「これは大変なことだ。11秒あれば3点返せる」と興奮しています。このアウトオブバウンズで、カウボーイズは40ヤードからの攻撃。パス1本とフィールドゴールで同点。まさに彼の言うとおり。評判にたがわずすごい解説者です。ゲームは延長でカウボーイズの勝ち。
ついでに言うとこの残り11秒というのは、ジャイアンツの昨シーズンのプレーオフゲームで、6秒残した決勝フィールドゴールのスナップミスで時間切れとなったため、余裕を見て残した時間だったというのです。奥が深いですね。
そして2004年2月1日のスーパーボウル。下馬評で不利なパンサーズですが、21世紀のカムバック王(私の命名)たるデローム(デルホームとも訳すようですが)がロングパスを連発、一度は22-21とリード。その後のペイトリオッツの8点追加にも食い下がり29-29で残り1分。今までのパンサーズのディフェンスからすれば、ここを守りきってスーパーボウル史上初の延長戦が濃厚と思われました。プレーオフではNFL史上5試合目というダブルオーバータイムで勝ったパンサーズですので、これでパンサーズのペースです。しかし…それも束の間、キックオフがアウトオブバウンズ。40ヤードスタートで残り1分あればペイトリオッツには充分。あとは2年前の再現になりました。
前半2本のミスキックもやはり単なるお膳立てか。とはいえ、ゲーム最初のフィールドゴール失敗、前半終了間際のキックオフでの短いキックの選択(結局3点返された)というミスが無ければ、ペイトリオッツはもっと楽に勝てたでしょうに。
おまけとして、もう一つ忘れられないのがコルツ-バッカニアーズ戦での「リーピング(leaping)」という反則。10年以上テレビ観戦してきましたが、こんな反則は初めて知りました。これでコルツは失敗フィールドゴールが帳消しになり、ダンジー監督の誕生日に古巣に勝つことができました。この人のファンである私にも最高の夜でした。
やっぱりフットボールは悲喜こもごも。ビッグゲームにはキッキングの明暗と審判の微妙な判定がつきもの。だから面白いんでしょう。まあ、今年のスーパーボウルはハーフタイムにもいろいろ騒動がありましたが。
さて、オフシーズンは仕方なく野球でも観るか。。。
アメリカンフットボール・クレイジー
| 固定リンク | 0
コメント