トラックバックのネチケット総説
blogの普及につれ、トラックバックのエチケットやマナーというのが、話題になっているようです。それを概観してみようと言うのがこの企画です。「TB」「トラバ」とも略すみたいですね。
以前の「メーリングリストのネチケット総説」では1年間工事中でしたが、今回は自分の勉強用に少しずつ書き足してみましょう。blogは訂正が簡単ですので。
私自身もトラックバックの概念がよくわかっていなかったのですが、私なりの解釈では、「相手の記事に自分の記事へのリンクを追加できる」ということです。
コメントとトラックバックの違いについても難しいのですが、コメントは記事の筆者あてであるのに対して、トラックバックは読者を誘導するためのもの、つまり読者あてのメッセージでもあるのだろうと思っています。
では、巷で言われていることのまとめ。ちょっと私の考えも入ります。
●基本的形式論
・トラックバックするときには、記事中に相手先へのリンクを入れるべき。●どんな場面でトラックバックを送るのか
・トラックバックの拒否、削除はもちろん自由。
・トラックバックを受けた方は、お返しのトラックバックは不要。
ただし相手に自分へのリンクがない場合には有用。
○相手の読者が自分の記事を読むことで世界が広がる場合に使おう。
…「テーマを広げる」「インスパイアされる」「啓発される」…一言で表現は難しいです。
○コメントに長文を書くのも問題なので、その場合はトラックバックにする。
×自分が単に相手を参照したとか、参考にしたことを示すだけには使わない。
×宣伝・売り込みは当然ダメ(言わずもがなですが)。
参考にさせていただいたサイトなど
トラックバックを受ける側の心理-いかんともしがたい-さん(サイト名に勝手に共感中)
「トラックバックを送るということは相手に招待状を送ることではないのか」トラックバックと留守番電話と買手市場-いかんともしがたい-さん(2004/10/31追加)New!
「トラックバック=留守電のメッセージ」という線で書いてみたい。それもケータイ電話の留守電限定。トラックバックを考えるリンク集-むいむい星人の寝言-さん(シチュエーション別にいっぱいありますので必見。リンク重複したらごめんなさい)
「トラックバック」カテゴリ記事一覧(上記を含みさらに充実中なので追加 04/03/06)
コメント・トラックバックのソリチュード[solitude]-it1127の日記-さん
コメント・トラックバックのスペクトル
米と騾馬のワルツ
「コメントは、対話であって【話し相手】が主眼、トラックバックは、手紙であって【話の内容】が主眼」トラックバックを打ち返すべきか?-Infinity(IFNITNITY)-さん
トラックバックとコメントの使い分け
”このような結論から見えてくるBLOGレイアウト論は、「トラックバックとコメント表記は別々にする」ということです。”コメントとトラックバック-とある独身胃癌患者ののん気なmemo-さん
「手っ取り早くはコメント。その範囲より広がりそうな場合にトラックバック。カテゴリ一覧「ブログコトハジメ」コメントいただいた-ユエの月-さん
コメントでもトラックバックでも無い場合の最終手段としてメール。かな?」
トラックバックの問題-サタケ家-さん
03・12・14 トラックバックの良いところ-またいらないモノ買っちゃったよ-さん
トラックバックの有効な使い方を考える-ウェブログ@ことのは-さん
以上、まだ先人の言われていることのまとめが主体なので、どこにもトラックバックは送ってません(笑)。受けるのは歓迎です。
オリジナルはFeb.11,2004の公開です。
Feb.13、更新に合わせて投稿日時を変え、「(工事中)」もはずしました。
Mar.6 一部リンク追加
#うーむ、一部ではネチケットも死語扱いですね。でも私は自分が死ぬまで使う覚悟で行こう。。。
Oct.31 「いかんともしがたい」さん、何ヶ月かぶりに訪れたら直前に関連投稿。虫の知らせ?
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コメント
どんな場合にTBを送るのかというのは難しいですね。
×自分が単に相手を参照したとか、参考にしたことを示すだけには使わない。
は、私には多分難しいですね^^;
参照や参考の場合、私は多くの場合引用を用いています。
それをするとリンクだけでいいのかな?
やっぱり引用しているのだからTBを送るべきき?なんて思ったりもします。それは、相手に参照や引用知らせるという行動目的も兼ねています。リンクだけでは相手は引用されたとか、参考にされたとか分かりませんし。。。
うーん、難しいですね。
投稿: intp | 2004/02/12 17:14
早速intpさんの記事をリンクに加えさせていただきました。更に理解が深まったような気がします。ありがとうございました。
引用通知にTBを用いるかどうかというのは、興味深いですね。私はリンクや引用は黙ってやってますが、どうしてもというときは相手にメールを送るのかなと思います。TBは、読者を巻き込む行為だと思うので、私にはその次に来るくらいちょっと敷居が高いかなと(今のところは)思っています。
投稿: ynb | 2004/02/13 01:52
はじめまして。it1127と申します
貴記事よく纏まっていて[纏まりつつある(笑)]、興味深いです
また取り上げていただいたこと、感謝です!
>コメントは記事の筆者あてであるのに対して、トラックバックは読者を誘導するためのもの、つまり読者あてのメッセージでもあるのだろうと思っています。
なるほどぉ~。納得です。分りやすいです
投稿: it1127 | 2004/02/13 06:20
こんにちは。よばれてないのにやってきました いかんともしがたい です。
×自分が単に相手を参照したとか、参考にしたことを示すだけには使わない。
というのは、intp さんもかかれているように微妙なラインですね。参照にしただけとかただたんに同じテーマを扱っているよいうだけでも 「相手に読ませたい」 という気持ちが強ければトラックバックを送るのもアリかもしれません。
リンクを張るだけだと相手がアクセス解析をしていることを前提に来てもらうことになりますが、トラックバックの場合はほぼ 100% 確実に読みにくるでしょうから。わたし的には 「△」 ですね。トラックバック先の雰囲気ににも左右されると思います。
他のひとの記事との連携とはいえ、わたしの記事が波紋を広げてしまったのにビックリしてます。この点でもブログっておもしろいなぁ、って感じてます。
投稿: いかんともしがたい | 2004/02/14 15:37
「△」のご意見、ありがとうございました。企画自体が「総説」なので、世の中の意見を客観的に紹介して自説は少しとしたいのですが、新しい概念なので自説が強めになったかもしれません。
敷居は低めが良いのか、高めが良いのかも含め、しばらく時間をおいてまとめ直してみたいと思います。
投稿: ynb | 2004/02/17 03:54
ynbさん、こんにちは。声かけていただいたのに伺うのが遅くなってすみません。
トラックバック、自分では文中でリンク張らないとTBしにくい気がしてるんですが、逆に体験してみて「文中リンク無しでも効果的なことがあるんだ」と感じた時がありました。それはパラボナミニの作者さんがTBでバージョンアップを知らせてくださった時と、ペンギンゲームでハイスコア出した方が呼びに(自慢しに:笑)TBしてくれた時です。
どちらも「文中リンク無し」ですが、TBの意図が明確で、TBされた私にとっても「知ることができて嬉しい情報」だったので、そういう意味で「効果的」だったと思います。
初めてblogをやる人に、マナーというよりは「こんな風に使うとツールとしての特性がより活かせる」と説明できたらと思いつつ、なかなか考えが固まりません。
投稿: aldehyde | 2004/02/21 11:36
トラックバックをどうあつかったらいいものか?あたしにとっても一番の悩みどころでした・・。
いろんなご意見を読むにつけ、いまのところの結論としては、
ブログは、これからのツールなので、ルール的なものもこれから出来てくるってコトかな?と思ってます。
投稿: ユエ | 2004/02/28 09:53
aldehydeさんのコメントと、きつねのすみかさんのトラックバック先を見て思うのは、「潔さ」です。TB元からの訪問でなく、TB先のblogを最初に見た読者には何のことだかわからないかもしれないけれど、それでもかまわないと割り切ってしまえるのであれば、リンクなしのTBも「あり」なのかも。。。今後とも勉強したいと思います。皆様ありがとうございました。
投稿: ynb | 2004/02/29 15:00