微笑-苦笑-爆笑-嘲笑--私が顔文字を使わない理由
副題:何でも(笑)でいこう
4歳の娘を米国の幼稚園に入れたのですが、彼女が最初に覚えてきた英語(?)が、「わっかんなーい」のポーズ。両肩を上げ、両てのひらを上に向け、首をかしげます。さすが本場の(?)米国仕込み、日本人離れしていて実にサマになっています。
あるサイトで文末に半角の「w」が多用されている文章を読みました。たぶん「w」はこの"I don't know"ポーズを指しているのだろうと思い、更には呆れたように笑っている様子を想像していました。すると別のところに「意味するところは単に軽い笑いのつもりで嘲笑のつもりはありません」との但し書きが。
偶然読んだところでは、この「w」はwaraiからきているとか、日本語の不自由なオンラインゲームで多く使われたとか。形を意味しているわけではなかったのですね。
私はこのweblogという公開の場所で、普通に日本語の読める人全てを相手に万人向けの文章を書いているつもりですので、このような本論と関係ない部分で疑問を抱かせたくないという思いがあります。補足説明しないといけないような表現はできるだけ使いたくない。専門用語も不用意に使わないよう気を使っているつもりです。そこで、一番多くの人がわかってくれるあろう「(笑)」を使います。
そういえば、かつてパソコン通信の草創期の頃、やたらと日本語の文末に「grin」と付ける人がいて、イヤな奴だと思いながら辞書で調べたことがあります。やはり「ニヤリ」と笑う意味でした。英語圏から直輸入だったようです。その後に「:-)」等が出てきたときは、調べなくてもわかりました。
その後顔文字も氾濫していますが、中には横のセリフを見てようやく理解できるようなものもあり、見るのは嫌いではないですが、自分では使いません。視覚障碍者の方用の読み上げソフトでは、顔文字を表現できないだろうというのも大きな理由です。
「笑」という漢字も元々象形文字ですので、括弧でくくると顔に見えてきませんか。これで充分だと思います。もう一つ、爆笑を表す「(爆)」も否定はしませんが、爆笑してるとキーを叩ける状態ではないので、私はたぶん使ったことがないと思います。
ただ、同じ「(笑)」でも微笑なのか苦笑なのか(時には)嘲笑なのかを読者に解ってもらうためには、前後の文章力が必要です。これは私には当面無理かと思われ、永遠の課題になりそうです。「(苦笑)」と書いてもよいのですが。
ちなみに、娘が仕入れてきた二番目の英語は「レミスィー」です。Let me see!(見せて見せて)というわけです。幼稚園での実用英会話というのも興味深いですね。
幼稚園児向けの英会話教室の方、参考になりましたでしょうか(笑)。
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