迷いマウス-近頃の講演会場風景から
今年の春から初夏はありとあらゆる学会、NPOの総会、講演会、研究会に出てきました。4月以来15イベント近く。こんなのは生まれて初めてです。
多くは会場を暗くして、パソコン画面をプロジェクターで投影しています。きょうはそんな会場で目についた風景を書いてみます。
迷いマウス
たいていの人はプレゼンの投影にMicrosoft PowerPointを使うわけです。パソコン画面をプロジェクターで投影することを「パワーポイントでやる」と言う人も増えていますので、そのうち国研の外来語委員会で問題になるかもしれません。
さて、最近密かに統計を取っているのが、どうやってスライドショーを始めるかです。
PowerPointでは、書類を開くと通常の編集画面になります。6割くらいの人は、画面左下にあるアイコン をクリックしようとします。しかし、このアイコンは非常に小さいので、緊張で手が震えていたり、視力が衰えていたりするとなかなかクリックできません。このアイコンの周りをマウスポインタがさまようのを聴衆に見られてしまいます。おまけに、このアイコンは「現在のスライドからスライドショーを始める」のです。更にはアイコンの直上にはスライドのサムネイル選択ウィンドウがあることが多く、誤ってプレゼンの途中からスライドショーを開始し、アセッテしまうことがままあります。
残りの人は、画面上のプルダウンメニューから、「スライドショー > 実行」を選んでいます。ここでも隣のメニューを選んでしまったりといったミスを見かけます。
さて、メニューの「実行」の横に何か書いてありませんか?そう、「F5」と書いてあります。スライドショーはファンクションキーのF5一発で開始できるのです。この春見たPowerPoint使いの皆さまの中で、この手を使って一瞬にスライドショーを始める方は、5パーセントもいなかったように思います。
実は、もう一つ簡単な方法があります。デスクトップでPowerPointのアイコンを右クリックしてみて下さい。出てきたポップアップメニューの中に、「スライドショー」というのがありますよね。PowerPointに疎い私でも知っているこんなTIPS、お役に立てば幸いです。
ちなみに、ちょっと洒落た人はプレゼンにPowerPointでなくApple KeyNoteを使います。画面切り替えが美しいですね。私はあまのじゃくですので、できるだけMacromedia Flashでいこうと思っています。技法が稚拙すぎてFlashだとわからないと思いますが。。。
デジカメ使えない族
迷いマウスはご愛敬ですが、ホントに困るのはこれ。デジカメで映写スクリーンを撮影する人です。撮影が禁止されてなければ撮ること自体はかまわないと思いますが。
デジカメ使えないけど写真は撮れるという人種が増殖しているようです。ストロボ発光と、フォーカス確認音、シャッター確認音はオフにして下さいね(怒)。下手をするとプレゼン会場が芸能人の記者会見場みたいになっちゃうので、講演に集中できません。
最近のデジカメは高機能化しているので、暗闇で明るい四角の被写体を撮ろうとするときは、自動的に無音無発光にする機能をつけてくれると助かります。メーカーの方、いかがですか。
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