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2004/09/29

ヒヤリハット収集事業の参加施設が4.5倍増

以前ふれたことのある話題ですが、確実な数字を見つけました。たしかに4倍以上になっています。詳細は以下に加筆しました。

医療安全対策ネットワーク整備事業(ヒヤリ・ハット事例収集事業)の中身が変わっていた

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2004/09/28

Windows XP SP2導入時設定覚え書き

本日メインマシンにWindows UpdateからWindows XP Service Pack2をインストールしました。読者の役に立つかも知れないので、覚え書きとして書いておきます。

初期状態


・Windows FirewallはOFFになっていた。

  これは従来McAfee Personal Firewall Plusをインストールしていたため、WindowsのFirewallをOFFにしていた設定が引き継がれたものと思います。しかし、SP2の目玉の一つはファイアーウォールをデフォルトでオンにすることのはず。McAfeeの存在を検出したのかもしれませんね。

設定変更

・最初の再起動時に現れた自動更新時刻の設定を、3時から13時に変更。
  これは夜中は電源を切っているため。当面お昼どきにやってみることに。

・インターネットオプションの詳細設定で、「マイコンピュータのファイルでのアクティブコンテンツの実行を許可する」にチェックを追加。
  これはサイボウズOffice6リマインダーの自動ログオンを有効にするためですが、ついでに「マイコンピュータでのCDのアクティブコンテンツの実行を許可する」もチェックしておきました。
  しかし、サイボウズからはこのチェックを外したままでも自動ログインできる新版が昨日付けで提供されていました。今はそれをインストールしたので、この「ファイルでのアクティブコンテンツの実行」チェックはその後外しています。

・同じくインターネットオプションのプライバシーで、ポップアップブロックのフィルタレベルを低に。
  これはなんとなく。日常使う重要なウィンドウがブロックされることの方が怖いので。警告音と情報バーは両方ともオンのまま。
  ちなみに、ココログでの記事削除等で出てくるウィンドウは、「高」のみでブロックされることがわかりました。

・コントロールパネルのサウンド設定で、ポップアップブロック時の警告音を「火曜サスペンス劇場のCM前ジングル」に変更。
  これはお遊び。標準の音はおとなしいので。

現象


 導入後、いろんなプログラムの設定が変わったため、何かというとMcAfeeのFireWallが「設定が以前と変わっています」との警告を出してくれます。これは安心。

 インターネットエクスプローラの「リンク」ツールバーの表示順が変わってしまいました。ツールバー上でドラグ&ドロップで位置を修正しても、次回起動時には元に戻ってしまいます。メニューの「お気に入りの整理」で順番を変えたら、それを覚えていてくれるみたいです。

いえ、翌日起動したらやはり元に戻っていました。こちらで修行してきます。
MicrosoftのWindows XP Service Pack 2サイト

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2004/09/20

メセナの日本語言い換えは必要だ

6月末に、国立国語研究所が第3回外来語言い換え提案の中間発表をおこないました。私としてはこのニュースには当然反応したのですが、ちょうど渡米する機上の人だったので、意見を書きそびれていました。しかし今月中に第3回の最終提案があるようなので、今のうちに書いておきます。

今回の中間発表で話題にのぼった言葉が5つあります。以下はそれって何語?◆語源探索日記◆さんによるまとめです。

・ユビキタス(時空自在)→継続検討
・オンライン(回線接続)→提案断念
・データベース(情報集積体)→提案断念
・フォーラム(公開討論会)→提案断念
・メセナ(文化支援)→提案断念
 ユビキタスは当然私もウォッチしてますが、前回の中間発表で提案した「時空自在」を引っ込めたわけですから、今回は慎重になるのは当然です。
 オンライン・データベース・フォーラムの3つは、日本語として定着しているうえに、いろんな意味に使われるので、一つの単語で言い換えるのは困難でしょうから納得。

 しかし、メセナの断念はなぜ?「文化支援」で良いじゃないですか。今回の断念4つのなかで、メセナの認知度の低さは際立っていますし。

報道によると、日本語による言い換えが「わが国に定着しつつある新しいコンセプトの芸術文化支援運動に大打撃を与えるもの」等の反対が企業メセナ協議会等から出たためのようです。でも、当のメセナ協議会のサイトでもこんなふうに説明してるじゃありませんか。

メセナとは
日本では、1990年に企業メセナ協議会が発足した際、「即効的な販売促進・広告宣伝効果を求めるのではなく、社会貢献の一環として行う芸術文化支援」という意味で「メセナ」という言葉を導入し、一般に知られるようになりました。その後、マスコミなどを通じてこの言葉が広まっていく過程で、教育や環境、福祉なども含めた「企業の行う社会貢献活動」と、広義の解釈でも使用されるようになりました。
なぜそんなに強く反対するのか考えてみました。

1.自分たちが考えた言葉を言い換えられたから不愉快。
 …気持ちはわからないでもありません。

2.わかりにくい表現のままにしておくことで、注目度を保つため。
 …これは戦略としてはありうることですね。

3.不況でどの企業もメセナどころではなくなって次々に手を引いている矢先に、注目を浴びたくなかったから。
 …これは協議会の公表資料を見る限りそうではなさそうに見えますが。

でも、私の頭にまず浮かんだのは、

4.メセナとか格好のいい言葉は使っていても、実は中身に「新しいコンセプト」も何もない「単なる文化支援」となってしまい悩んでいたところに、国研の提案で痛いところを突かれたから。

という理由です。そう勘ぐりたくもなろうというもの。

 私の考えでは、国研の外来語言い換え提案は別に外来語の排除や言葉狩りを狙っているのではなく、言い換え例を示すことで外来語の理解を深めることができるという利点があると思います。反対などしないで、メセナということばが社会のより多くの人に理解される好機と捉え、これをいっそうの啓発に利用すべきではなかったかと思います。
 国研も国研です。時空自在もそうでしたが、この程度のことで引っ込めないでほしかったなぁ。雑音を恐れずわが道を進んでほしいと思います。


さあ、これで焦点はユビキタスです。某大学教授あたりからの横槍でこちらも断念…ということだけはないようにお願いします。

2004/9/29 追加
第3回「外来語」言い換え提案の最終発表は9月の予定でしたが、今こちらを見ると10月になっていました(笑)。

2004/10/08 追加
第3回の最終発表がありました。ユビキタスは含まれませんでした。ここで発表があると思って楽しみにしていた私がバカでした。。。第4回は3月以降になりそうです。

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2004/09/17

エメラルド・フラッシュ

初めて米国の西海岸を訪れました。ヨセミテ国立公園の空の青色は、東海岸地方では見たことのないような深さ。空はなぜ青いのか についてはInfinityさんの解説に譲るとして、ここでは緑色の話をします。

Jeffery Pine at Sentimel Dome Yosemite
実はこのSentinel Domeという場所は、一部の写真好きにとっては聖地のようなところみたいです。ここに写っている枯れ木はアンセル・アダムスという写真家の作品で有名なだということです。

 空港での待ち時間に、この人の写真集を購入して読んでいたところ、彼の自宅でEmerald Flashという現象を見たという文章に出くわしました。この現象はgreen flashとも呼ばれていますが、日没の直後に緑色の閃光が見える現象を言います。光の屈折と散乱のいたずらによって起こり、滅多に見られないもののようです。
日本語で解説してる人
こちらは英語
 探せば写真も見つかりますが、紹介はやめておきます。自分の目で見た方が良いみたい。

「せっかく西海岸に行ったのに、これを見ずに帰るとは!」と悔しがったのですが、よく考えると、帰る先は長崎。この秋は夕日の名所に通い詰めようかな……などと思っています。運良く見ることができたら、幸せがやってくるでしょうか。。。

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2004/09/16

米国CPOEのメーカー別シェア

 ほとんど覚え書き目的で、うろ覚えのため信憑性も怪しいのですが、先週サンフランシスコで見せてもらったこちらの要約データによれば、現在米国の病院でCPOE(Computerized Provider Order Entry)を導入しているのは百たらずしかありません。もっと多いと思っていましたが。シェアのトップはCerner、次がEcripsys、3位がSiemensで、あと三社くらいがひと桁で続いています。
 CPOEではないですが、CernerのPowerChartOfficeという外来用電子カルテを見た感じでは、ユーザビリティはあまり褒められたものではなかったです。国は変わっても悩みは同じということでしょうか。

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2004/09/10

450億の売り上げで77億の赤字(米国)

某社のご厚意で、San Francisco General HospitalのIT部門見学に参加してきました。ITスタッフは53人で、米国の大病院としては少ない方ではと思います。

 患者構成をみると、マイノリティや無保険者がかなりいます。ニューヨークでの経験があるので、毎月数ミリオンドルの赤字だろうと思って尋ねてみると、見事にあたり。年間$410Mの収入に対して,赤字は70Mとのこと。それをサンフランシスコ市が補填しているのだそうです。日本の自治体にも聞かせてあげたいと思いました。いや、日本の事情を考えると自治体に負担させるのは可哀想で、国がなんとかすべきなのでしょうね。

 そうそう、1900の端末の40%がシンクライアントだと言っていました。ここもCIOの次のポジションにはナース、その下に医師がいました。

関連過去記事
RN/CIO-ナースがIT責任者になる病院が増えている(米国)

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