保険証とクレジットカードは単一化しない方法も
nz6jpさんのクレジットカードのお話で、日本信販のニュースリリースを教えてもらいました。
日本信販、NICOSカードの子カードとして健康保険証発行これは通常の家族カード(18歳以上)より低年齢まで発行対象を広げたことと、医療費限定というのが特徴ですね。保険証とクレジットカードの一体化が進まないことに対して、「策はある」という話しは聞いていましたが、これがその一つみたいです。
医療機関側からすると、医療費の取りはぐれの心配は減るように思います。手数料負担と天秤になりますが。
このカード、「キカイに通せば無効な保険証かどうかすぐわかる」という機能がつくような気がします。国レベルでの実施はまだ先の話だと思いますが、カード会社ごとならば早期に実現できるように思えます。それなら医療機関へのメリットもあります。
もし保険証が無効なら組合は医療機関に払ってくれない。保険証は無効なのにカードのみ有効という事態は医療機関としては受け入れがたい。カード会社の立場に立つと、医療機関に自己負担分しか払わないとすると加盟店から脱退される可能性がある。結局はその差額を埋める保険に入るか、組合からリアルタイムで無効データを得るしかないことになります。
「保険証が無効の場合は自動的に全額自己負担で引き落とし」なんて保険証カードは組合員が受け入れないでしょうし。
nz6jpさんの以下の解説には目から鱗が落ちました。確かにそうですね。
保険証に関する事項が印刷されたクレジットカードは通常の店舗では利用しづらいと思うので、この「子カード」方式はなかなか良いアイデアかもしれません。
カードの集約化は便利ですが、紛失した時の痛手も大きいわけで。どの辺が最適解なのでしょうか。。。
参考リンク
2003/4/11 日本信販とバリューHR社 わが国初、健康保険証一体型クレジットカード発行へ!
おまけ
今日がWeblog開設1周年です。ご愛顧ありがとうございます。と言っても愛読者なんているのか?(笑)。
2004/12/6 一部加筆訂正
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コメント
“クレジットカードのお話”のnz6jpです。
日本信販の保険証カードの記事を参考にしていただいたようで、ありがとうございます。
無効保険証の確認のお話ですが、クレジット機能との一体化にはそういう面での使い方も考えられるんですね。なるほど~、と思ってしまいました。
投稿: nz6jp | 2004/12/05 00:38
はじめまして、ネットサーフィン中に見つけてからいつも読ませていただいてますよw
当方医療システム系の職種なので参考にさせていただいています。
投稿: dsk | 2004/12/06 09:39
みなさまコメントありがとうございました。保険医療費では自己負担と保険部分が分かれていてややこしいです。現在は自己負担分のみがカード会社の扱いみたいですね(教えて下さった方ありがとうございます)。保険部分の決済もカード会社がやってくれないかななどと思ってしまいました。
投稿: ynb | 2004/12/06 11:29
いろいろと事情があって、学生なのにクレジットカードを作ろうと思うのですが、やはりローンの経験があるほうが有利なんですかね。年会費無料のものからはじめても大丈夫ですかね。正直のところ、ローンは怖いという印象がつよくて、やはりダメでしょうか。
投稿: クレジットカードがほしい | 2005/03/28 22:17
単一クレジット会社と健保組合ではうまくいかないでしょう。医師会上層部と組合の天下り役員は賄賂をもらいましたかね?手数料は組合持ちでもないかぎり今の、保険点数では医療施設の首を絞めるだけですから。厚生省及び社会保険庁は点数引き下げはもう限界であるのはわかっていますから。官立公的医療機関(国立病院、厚生年金病院等)はすべて大赤字ですから、いずれほとんどが廃止でしょう(民間にできることは民間で・・・)残された病院はVIP用施設か野戦病院 国立大学病院は本当に実験室と化し民間病院は保険医をやめ自由診療へ移行し有能な医師はアメリカへ行くでしょう。実際、小児科医がいないとか、東大病院は美容外科に最大限の力を入れているとか、近視矯正専門のクリニックがどんどんできているとか。この先、どうなるか分かりますよね。あと、医療費は保険証が無効の場合10割負担ではなく、保険医療費の3~10倍ですから。交通事故の事を考えれば分かると思います。医師、歯科医師、薬剤師等は平等な医療のもとに技術を安く提供させられています。私も、保険医をやめ富裕層対象の医療施設にしようと考えています。現状ではもう設備投資できないですから・・・しかも、カード払いもサービスとしておこなえますから。
投稿: 医業経営者 | 2005/09/30 19:12