振り込め詐欺…言葉に力があれば定着は瞬く間
「認知症」はやめて「認知障」にしてほしいにいただいた、ohmiさんからのコメントに返信を書いていたのですが、長くなるのでこちらに書きます。
「認知症」の今後は私も注視していきたいと思っていますが、最近感心しているのは「振り込め詐欺」です。これは従来用いられていた「オレオレ詐欺」が巧妙化し、言葉が実態と合わなくなったために考案された言い換えですが、瞬く間に世間に定着し「オレオレ」を駆逐してしまいました。
既存の熟語の言い換えがこんなに簡単に広まるとは、私にとっても大変な驚きでした。もちろん時勢にタイミングが合っていた、マスコミが取り上げた等の要因はあったと思いますが、私はやはり言葉の力だと思います。事象の概念を見事に表現して、皆が納得すればこんなに簡単。
「認知症」を考え出した人や、国立国語学研究所の皆さんも、この事例を見習ってほしいと思います。
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コメント
はじめまして。
首都圏の電車を「E電」と名付けたのは、作曲家の小林亜星です。JRでも、もうこの呼称使ってませんけどねw
投稿: シロネコ | 2005/01/23 12:52