« 韓国 『も』 快勝なのか? | トップページ | 厚生労働省のヒヤリハット収集事業が見直し »

2005/02/11

マウスの絵の代わりに、「松下」と書いてみよう

松下電器産業がジャストシステムを自社の特許を侵害しているとして提訴していた裁判で、東京地裁は松下側の主張を認める判決を下し、ジャストシステムは控訴しつつ改修を示唆してるわけですが、「医療とIT」さんの、 このページも特許違反?というページに、「ここにマウスを重ねて下さい」というボタンがありました。

厳密に言うと、
「バルーンヘルプを表示するきっかけとなるマウスマークの表示が、アイコンであるか否かということが争点」
ということみたいですので、字だけならOKなんだと思います。これが問題のボタンです(一太郎2004より)。

icon
「?」だけなら特許の侵害ではないけれど、マウスの絵を加えるから特許の侵害になるという解釈ですネ。

 [ここにマウスを重ねて下さい]ボタンを見ながら、実にバカげたことを考えてしまいました。要はアイコンでなければよいと。訴訟を逃れるための図案の例です。こちらを見て下さい。

icon2左端は「鼠」という漢字(短絡的ですみません)。それを60°回転させてみたら、マウスの絵に似るかと思いましたが、いまひとつですね。「由」だと良いみたいです。ついでに松下と書いてみました。

「これは字であってアイコンではない」と主張できるかも知れませんよ。ジャストシステムさん、試してみます?

 一太郎ユーザーの方は、こんなアイコン編集画面がありますので、いろいろ自作してみましょう。あっ、ここでは「アイコン」って言っちゃってますね。裁判では不利かな。ちなみにこれも一太郎2004の画面。一太郎2005も届いてますがまだインストールしてません。

icon3
















追伸 某MLでの「○○先生の個人情報保護法に関するスライド」につられて訪れたら、見覚えのある内容。「医療とIT」さんでしたか。資料拝見しました。ありがとうございました。


2005/3/3 追加 ジャストシステムが修正版を追加だそうです。

2005/10/5 追加 この訴訟、知財高裁で棄却だそうです。「既に公知の手段であった」と。やっぱり。トラックバックありがとうございました。

| |

« 韓国 『も』 快勝なのか? | トップページ | 厚生労働省のヒヤリハット収集事業が見直し »

コメント

この訴訟を新聞記事で読んだ時、イマイチ意味がわからなかったのですが、そういうことだったんですね・・・。
「鼠」は、笑ってしまいました。「ね」の方がそれっぽく、かわいいかもしれませんね。
アイコン編集画面のマウスの絵は、てんとう虫とかカナブンとかの甲虫に似てますね。いっそのことそういうキャラクターにしたらいいのにね。
私は、OFFICEのアシスタントを出しています。邪魔になるときもあるけど、愛嬌があって好きです。

投稿: chima | 2005/02/11 02:25

最初ニュースを見たときは、バルーン表示の部分が争点かと思っていましたが、どうもアイコン問題のようですね。ATOK派の私としては松下のやり方には少し疑問がありますが、特許を取っているのであればしょうがない部分もあります。一番問題なのはアレを特許として認めてしまう特許法でしょう。日本語変換するときにスペースキーを使用する方法を初めて実装したのはJususystemだそです。それはあまりにも普通のアイデアだったし、当時は制作物以外には特許が与えられなかったため、一般的な技術となっております。
がんばれJustSystem 昨日一太郎2005 届きました。

投稿: 医療とIT | 2005/02/11 10:33

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: マウスの絵の代わりに、「松下」と書いてみよう:

» このページも特許違反? [医療とIT]
一太郎の特許問題は、NHKのニュースを見ただけですがこれで、特許違反となるならば [続きを読む]

受信: 2005/02/11 10:36

» 松下 vs ジャストシステム、ホントの意図は? [モバイルな お仕事]
松下 vs ジャストシステム、ホントの意図は? 前回の地裁の判決は、松下側の旬覆世辰拭>製品の破棄は認めず) [続きを読む]

受信: 2005/10/05 07:19

« 韓国 『も』 快勝なのか? | トップページ | 厚生労働省のヒヤリハット収集事業が見直し »