厚生労働省のヒヤリハット収集事業が見直し
やはりこのニュースには触れねばならないでしょう。2月4日に厚生労働省で開催されたヒューマンエラー部会で、医療安全対策ネットワーク整備事業の見直しが了承された模様です。
医療 - ヒューマンエラー・ヒヤリハット - 第11回ヒューマンエラー部会資料
かねてから現場に役立つような具体的なフィードバックや提言が得られないことが気になっていましたが、それを公式に認めたようです。
全般コード化情報を収集する対象病院を300施設抽出。定点調査を行うとのことです。でも、300も集まるのかしら。いままで3年やって80施設ですけど。
記述情報については今までどおり全医療機関から集めるみたいですが、個人情報保護法施行下で不用意に個人情報を集めてしまわないよう、これまた悩みは深いと思います。
昨年4月に対象施設を広げたばかりで、まだ新規参加施設分の集計結果も発表されないうちの路線変更。増えすぎて支えきれなくなったのかもしれません。個人的には、この事業の収集データは掘り下げればいろんな知見が得られるのではと思っています。国策でがんがん予算をつぎ込んでも良さそうに思うのですが。。。
※ 過去記事へのリンクを張るのが面倒なので、「医療安全」というカテゴリにまとめてみました。
| 固定リンク | 0
コメント
お恥ずかしいことですが・・・。
ひやりはっとレポートを書くように推進してきた人がその担当から外れたら、いきなり、レポートの枚数が減った。現場にひやりはっとレポートを書くように言っても、ひやりはっとを書くこと自体が面倒だと言うらしい。また、ひやりはっとを書くことで、自分の評価が下がると思っている人も今だにいて・・・。
その上、書いたものの、各病棟担当者がPC入力が面倒だと言う。入力しやすいようにする方法なんかいっぱいあるのに・・・。
参加施設が少ない一因に、↑のような意識の低さが関係しているのかもしれません。
投稿: chima | 2005/02/20 02:17
いつもありがとうございます。人材に恵まれていれば物事楽ですものね。今年の目標は、「目が点になるような人材でも何とか動く仕組みを作る」にしようかと思っています。
投稿: ynb | 2005/02/21 09:16