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2005/04/25

パターンファイル不具合へのリスクマネジメント

 トレンドマイクロのパターンファイル異常による大規模障害がニュースになっています。

 病院情報システム端末のウィルス対策ソフトについては、2000年頃からいろいろと工夫してきました。2001年頃にMcAfeeのウィルスパターンファイル更新に伴ってハングアップ等の不具合が起きたことが2度あり、それを教訓に、ミッションクリティカルなシステムに一斉パターンファイル更新をやると危ないという方針でやってきました。ある程度使ってみて不具合がないパターンファイルを利用可能にして、ユーザーが手動で更新する方法です。

 渡米中の2003年、Blasterというワームの騒ぎがあり、私の日本の職場では対策に大変だったそうです。私自身も米国の運転免許の交付が1日がかりとなり大変苦労しましたが(笑)。この教訓と、最近はパターンファイルがらみの障害を経験しなくなったため、自動更新に切り替えようと検討している最中です。
 パターンファイル異常による障害より、ウィルス感染による障害のリスクが大きいだろうということです。

 その矢先にこの事件。世の中の企業には、この辺が甘かったところもあったんですねぇ。

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2005/04/19

Digital Darkroom,Persuasion,PageMaker,そして…

MacromediaをAdobeが買収だそうです。

 遙かな昔、愛用していたDigital Darkroomというソフトを作っていたSilicon Beach SoftwareがAldusに買収されました。
 AldusはPersuasionやPageMakerという製品を作っていましたが、Adobeに買収されてそれらも消えていきました。残ったのはPhotoShopやInDesign。

 こんどはMacromediaのDreamweaverやFireworksの番なのでしょう。そしてしぶとく生き残ってきたFreehandも。Coldfusion系は微妙なところか。ようやくDreamweaverを使いこなせるようになった私には大打撃です。

 FlashやBreeze,Captivateのラインは残るでしょうが、FlashPaperの命運は尽きるのではと思います。PDFのかわりにFlashPaperを使い始めて気に入っていたのに。はぁ。

リンク: ITmediaニュース:Macromedia買収の動機は共通の製品と理念――Adobe幹部が語る.

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2005/04/18

セキュリティのためにもシンクライアント?

病院こそブレードPCで、シンクライアントとブレードPC好きであることは書いたのですが、個人情報保護法の施行に伴い、その意味でもクローズアップされてきたようです。

以下、たまたま目にとまった記事より。

リンク: セキュリティを強化した「シンクライアント・ソリューション」提供開始- FUJITSU Japan.

2005/4/27 追記 これもたまたま見つけたNECの発表
パソコンの資産(データとアプリケーション)をサーバに統合し最適なクライアント環境を実現する「クライアント統合ソリューション」

2005/7/25 追記 今考えても東京大学のしくみは興味深いです。

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2005/04/08

長い長いフレックスタイムの一日

 7日は小学校の入学式に行ってきました。へのへは仲良しの彼女と隣同士で楽しそうに参加。彼女と不思議な縁で結ばれている(?)主人公のチキのほうは、おばあさんみたいな座り方。姿勢の悪いのも父親譲りかも。

 写真撮影後は急いで職場へ。本日ついに解禁となった驚愕の事実に、会う人はみな呆然としていました。惜しまれて去るうちが花?ありがたいことです。午後も会議の合間に早くもあいさつ回り。部屋に帰ってメールで業務を処理。それでも積み残しあり、本日の宿題はやっぱり順送り。果たして無事に来週末は来るのか???

 最近こっちの記事が減っているのはやはり「ご近所の愛」効果かもしれませんね。こっちもがんばらなくっちゃ。

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2005/04/01

そういうのは電子カルテと言いません

電子カルテ:小児科60人分ネット流出 鳥取赤十字病院
報道によりますと、

病院の説明では、03年4月から1年間勤務した小児科医が、自宅で使っていたパソコンがウイルスに感染した。電子カルテは、医師が研究目的で診療記録の内容をパソコンに入力した情報だった。
ですが、そういうのは「電子カルテ」とは言いません。いわば医師個人の覚え書きでしょう。困った記事ですねぇ。

「紙カルテを医師が無断でコピーし持ち出し、それを漏らしてしまった」と同義だと思います。個人情報が流失した点では重みは同じですが。

 この手の流出を完全に防ぐのは、私の職場でも今すぐにはまだ無理です。遅ればせながら少しずつ対策を前進させていくしかないようです。

参考にならないかもしれませんが、一応次を挙げておきます。
電子カルテの定義に関する日本医療情報学会の見解(PDF)

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