絵空事の病院経営(5)実施入力に接触PANの応用を考える
病院情報システムの実施入力を電子化した多くの施設で、今はバーコードが使われています。患者さんに薬を渡すたびに自分の名札と患者のリストバンドと薬のバーコードを入力。でも、言うは易く行うは難し。例えば6種類の薬がある場合、一度に入力するにはいろいろな困難を乗り越える必要があることがわかってきました。
すると、次に思いつくのはRFID。10個でも一度に認証できちゃいます。でも、実際に動かす場面を考えると、心配が増えます。「隣の患者の薬を読み込んだりしないのか」など。
ふと、PAN(Personal Area Network)が使えないかと思いました。たとえば医療者が薬を患者に渡すときに、手にちょっと触れるのです。すると医療者の手首かポケットの端末(無線LAN携帯電話みたいなもの)が医療者・患者・薬が繋がったことを検知して、bluetoothでベッドサイド端末に送信。心の通った自然な動きの中でブツの確認ができます。いかがでしょうか。
PANやbluetoothの実施入力への応用については、2002年のJCMIで発表されてますが、手を触れることについては言及がないみたいですね。
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