国研:医療の専門家に期待する言葉遣いの工夫
以下の報道を教えてもらいましたので、元ネタを調査しました。
リンク: NIKKEI NET:医師の説明、36%が「難解」・国語研調査.
出所は、国立国語学研究所の外来語に関する意識調査II(全国調査)です。その中に、第4章 医療の専門家に期待する言葉遣いの工夫というのがあります。
たとえば、分かりやすく言い換えたり,説明を加えたりしてほしい医療用語として、このようなものが挙がっています。
「喀痰細胞診」「飛沫感染」などの専門用語(57.1%)と,「セカンドオピニオン」「プライマリーケア」などの外来語(56.5%)が,ともに6割弱で上位にある。以下,「CT」「HIV」などのアルファベットの略語(47.3%)が5割弱,「所見をとる」「処方する」などの病院でよく使われる言葉(27.3%)が3割弱の順である。また、以下の言葉のどれを使ってほしいかといった調査もされています。ホスピスから始まる二つめの選択肢候補に改善の余地がありそうですが。
<ターミナルケア/終末医療/痛みをやわらげ精神を楽にする医療>
<ホスピス/終末医療施設/末期患者医療施設>
なかなか興味深い結果で、良い調査だと思います。私も一応国研ウオッチャーのつもりでいたのですが、これに気づかなかったとはまだまだ甘かったです(笑)。
| 固定リンク | 0
コメント
とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
投稿: ビジネスマナーの言葉遣い | 2012/03/24 12:00