ドクターショッピングの日本語訳をつくろう
ひさびさの「つくろうシリーズ」ですが、今回は「ドクターショッピング」です。まったく誰がこんな不適切な言葉を言い出したのでしょうね。これを表題とする本まであるみたいです。
起源については今後も調べるとして、私はこれを和製英語だと思っていました。しかしコメントいただいたように、立派な外来語のようです。
この言葉、使う人によっての概念のぶれはほとんどないみたいです。検索1位のDr.町田のホームページから引用してみましょう。
ドクターショッピングとは主婦がより安いものを買い求めてあちこちのスーパーマーケットなどを回るように、患者さんがよりよい医療を求めていろいろな医療機関を訪ね歩くことを言う。
この「ドクターショッピング」という言葉の欠点は、初めて見聞きする人が、意味を連想できないことです。ドクターは「医師」、ショッピングは「買い物」なわけですが、2つ合わせると、医師を買うのではなく、全く別の意味になってしまいます。ですから必ず定義と一緒に教えなければいけません。さて、この言葉の日本語言い換えを考えてみようと思ったのですが、すぐに候補が見つかりました。
青い鳥患者
「青い鳥症候群」の患者という意味です。これなら初めて見る人にもなんとなく意味が連想できるのではないでしょうか。最初に良いのが見つかったので、他の候補はこれからじっくり考えてみます(笑)。それまでは、以下で行きます。
「ドクターショッピング」を使うのはやめて、「青い鳥患者」と呼んでください。
他の候補 青い鳥受診 つまみ受診 病院めぐり 等々検討中
おまけ
言葉はともかく、検索先を読んでみると、患者の側だけに問題があるのではなく、医療側の問題も見て取れ、疾患によっては納得する診療を受けるためには必須のプロセスみたいで、いろいろ考えさせられました。
06/05/16
コメントいただきましたように、最初は和製英語だと誤解していましたので、そのあたりを修正しました。調べた範囲では確認できないのですが、ひょっとすると、英語のshoppingは日本の買い物よりも「お店巡り」のニュアンスが強いのかなとも思っています。
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コメント
こんにちは。 ふと目に留まったので少し書きます。
日本での医療事情によりまた日本での定義も少々違ってくるかと思いますが、私の知る限りでの"Doctor Shopping" "Doctor Shopper"は英語で:
さまざまな医療機関、もしくは医師に処方箋をもらう人をさすようです。 具体的な例の一つは、3ヶ月で6人以上の医師から処方箋をもらう様な人です。
あと補足をするなら、自分に都合のいい処置を施してくれる医師を探している人に多いような感じがします。 違法に近い形で処方するなど。もちろん理想を追い求めているのは確かです。
日本語で置き換えるなら、“試薬中毒”“医師買い食い中毒”、、、長いな。
以上どうでしょうか?
参照基(英語ですが): http://www.mja.com.au/public/issues/180_05_010304/kam10498_fm.html
http://en.wikipedia.org/wiki/Doctor_shopping
投稿: もーり | 2006/05/16 06:33
ありがとうございました。もとは英語でしたか。不勉強でした。ブログ以前は書いてから公開までに間があったのですが、今は思いつくとすぐ書くのでいけませんね。でもこうやってコメントをいただけるので助かります。
投稿: ynb | 2006/05/16 08:35