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2006/11/18

棒読みはやめてほしかった「伊吹文部科学大臣からのお願い」

 テレビを見ていたら、いじめに起因する自殺が目立っていることに対して、伊吹文部科学大臣がアピールを発表していました。

リンク: 「文部科学大臣からのお願い」について-文部科学省.

 まず映ったのは伊吹大臣がアピールを読み上げるところ。ほとんど原稿に目を落としながら、抑揚の少ない声で。
 ニュースが進んでいくと、大臣は単に記者会見の場でアピール文を読み上げていたに過ぎないことがわかりました。

 もう少し何とかならなかったのでしょうか。多くのニュースの映像では、「大臣がアピールを読み上げていた」のではなく、「大臣がアピールを発した」場面のように扱われています。それなのにあの棒読み。
 もしあの大臣の言葉が、一切原稿に目を落とさず、カメラから視線をそらすことなく、力強い口調で語られていたら、少しは視る者の心に響いたはずです。

 大臣も政治家ですから、当然聴衆の心をつかむ話術に長けているはず。選挙のときの政見放送ではあんな状況ではないでしょう。
 むしろ大臣の周りの人々に問題があったように思います。あのように編集、放送されることがわかっているのですから、読み上げの場面を作るべきではなかったと思います。
 また取材するマスコミ側からも、アピールに適したもっとよいスピーチを要求すべきではなかったでしょうか。

3者ともプロなんですから、あんな効果半減の形で「お願い」を公にすることはなかった。

# 若林マリ子さんの「blowing」を聴いてもらった方がずっとよい。

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