数取器の使い方
世の中には数取器を買ってみたものの、もてあましている方もいらっしゃるようです。
リンク: @nifty:デイリーポータルZ:勝手に交通量調査.
勢いで買った数取器は、机の上にでも置いて、手慰みにカショカショさせることにします。
そういう人たちのために、ストイックでカウンターハイな、「道」を究める方法をお教えしましょう。
数取り器の選び方
多連式である必要はありません。スタンド付きのも握りにくいので避けます。私が愛用していたものは内田洋行製だったと思いますが、サイトを見ると、こんな安っぽいものになっていました。
やはりこちらで売っているような、金属製の堅牢なものでなくてはなりません。
数取はスポーツである
まずは、このことを理解していただかなくてはなりません。その目的は、ただひとつ、一定時間内に出来るだけ多くボタンを押して計数することです。
ルール
両手で押すことは禁止です。たとえば右手に本体を持って、左手の掌でボタンを押す等。
通常親指でボタンを押しますが、他の指を使うのはかまいません。
もちろんダイヤルを使って1111水増しする等は競技連盟から永久追放ものです。
あと高度なインチキ技としては、499など、繰り上がる時に力一杯ボタンを押すと、100の位を慣性で進め、一押しで600にするといったテクニックがあります。これも慎まねばなりません。ただ、これは審判の目と耳で見破れると思います。
種目
日本スポーツ数取器競技連盟(JSHCA)では、以下の3種目を提唱しています。
一分間に何回計数出来るかを競うものです。
利き手でない方でも一分間の計数をします。両手で三回ずつおこない、それぞれのベストの合計をスコアとします。
30分間に何回計数できるかを競います。
上達のこつ
数取器のボタンには、押しはじめから終わりまでの距離があります。このうち、ダイアルを進めるのに必要な「ストローク」の前後には当然のことながら「遊び」があります。短時間で多く計数するためには、ボタンをこの「遊び」の範囲に置くことを避け、必要なストロークに出来るだけ近い範囲で上下させる必要があります。言い換えれば、ボタンは「いっぱいまで押さず、完全に戻さず」にダイアルを回すテクニックが必要となります。
次に、必要最小限の力でボタンを押すことが大切です。無用な力が入っては、速く、長く計数することができません。これらを究めた達人の計数の音は柔らかで、カチャカチャ言わないものです。
あとは、練習あるのみ、速射性とスタミナを養います。
数取器以外でのトレーニングとしては、ゲームセンターで連射の腕を磨くことも有効かもしれません。いまどきは家庭用ゲーム機もありますが。。。しかし、主に使う指が異なるのと、どちらが金がかかるかを考えると、数取器での練習を積む方が有効です。
おわりに
ちなみに、私は10代のころ、利き手で一分間320、30分間で7,400あまりという記録を出していました。毎日のように放課後の生徒会室で練習していました。最近は鍛えてないので記録も落ちてきたようです。
RFIDや画像認識の発達してきた昨今、数取器が衰退しないことを切に願っています。
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