MSDN Premiumの値段のおかげで懸案が2つ解決
今年、ついにこれを買いました。
リンク: Visual Studio 2005 with MSDN Premium Subscription.
で、7月31日から8月1日にかけて、大きな懸案が2つ解決しました。
1.SharePoint Serverで文書検索が出来ない
MSDN Premiumに大枚つぎ込んだ成果を少しでも出そうと、Windowsでのサーバ構築に取り組んでいます。構成は、Windows 2003 Server R2とActive Directry, SQL Server 2005を基盤に、Exchange Server 2007, SharePoint Server 2007。巷でLAMPとかWAMPとかいう略が流行っているので、何か語呂合わせを考えようと思ったのですが、出てきたのはWESADQ。うーん、これではみんな悲しくなりそう。。。
それはともかく、SharePoint Server(MOSS)の構成は一筋縄ではいかないものがありました。
最初にMOSSを導入しようとしてひっかかったのがASP.NET2.0が必須という問題。ASP.NET2.0は.NET Framework 3.0とともに入るはずでした。しかし、Windows 2003でIISを構成するとASP.NET 1.1が入ってしまい、それを2.0に替えられないのでした。2週間くらいしてaspnet_regiis.exeというツールで1.1を削除することをマ社のサポートサイトで見つけました。このサポートサイトは、一部に機械翻訳の変な日本語版があり、英語版の方がましだということもありますが、私のような素人管理者には大変頼りになる味方です。
めでたくMOSSが動き出したのは良いのですが、次に引っかかったのは、登録ドキュメントの全文検索が出来ないとことでした。一応検索に必要な設定はしたはずだけど……と思い悩んでまた2週間。管理画面をうろついていたところ、サイトのクロールのスケジュールを設定していないことに気づきました。これを設定すると、見事Word文書を検索できるようになりました。
勢いに乗ってPDFと一太郎文書を検索させるためのiFilterセットアップにも挑戦。最初PDFはうまくインストールできなかったのですが、サービスを止めてインストールしたところうまくいきました。これはその日のうちにできたので、今までの苦労を思えば全く問題なし。
それから3週間、今悩んでいるのは、50MB以上の大きな文書がアップロードできないこと。これはデフォルト設定で不可になっているので、それを緩和しようとしていますが、サイトコレクションのクォータ設定や、そのテンプレートなど、目についた設定を直してもまだ拒否されています。
2.Outlookでメールが書けない
正確には、「Windows Vista上のOutlook 2007で、ATOK 2007と親指ひゅんQを使ってメールを書こうとすると、日本語入力中の文字列が勝手に確定されてしまう」という問題です。
あまり努力せずに「Outlookと親指ひゅんQの相性問題」で片付けて、メールを書くときにはメモ帳で書いてからOutlookに貼り付けるということを半年間も(!)続けてきたわけですが、ある日寝床の中で「Outlookの編集系のどこかの設定が悪さをしているのでは」との内なる声が。しばらくそのことを忘れていたのですが、SharePointの成功に気をよくして、Outlookの「ツール > オプション」の迷宮に分け入ってみようという気になりました。そこで見つけたのがこれ。
ツール > オプション > メール形式 > 編集オプション > 詳細設定で出てくる画面の編集オプションのセクションにある、「変換中の文字列を文書に挿入モードで入力する」というチェックを外すことで解決しました。この機能が何の役に立っているのかというのはともかく、ここに至るまでの階層の深いこと。選び方もプルダウンメニュー選択、タブ選択、ボタン押し、左ペインリンク選択と全くさまざまです。「編集オプション」という文字が二度出てくるのも恥ずかしいですね。 ともかく、この機能を外せるようにしてくれたマ社開発陣に感謝しながら、晴れてOutlook内でメールを書けるようになりました。
思えば6ヶ月もよく辛抱したものだと思います。暗黒星団帝国に魂を売ったMSDN Premiumを買った「覚悟」がなければ1週間でShurikenに戻っていたと思います。
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