暗殺の反対語は?
今朝の新聞の見出し「ブット氏暗殺」を見て暗澹たる気持ちになった人も多いでしょう。
リンク: @search:ブット 暗殺 での検索結果.
前々から思っていたのですが、「暗殺」の反意語(対義語)とは何なのでしょうか。
反意語を考えるには、まず暗殺のことを勉強しなくてはなりません。はてなダイアリーのキーワードにはこうあります。どこかの辞書の受け売りみたいですが。
(主に政治的・宗教的な理由で要人を)ひそかにねらって殺すこと。衆目の場で殺害が実行される事もあるが、この場合でも「暗殺」と呼び習わすのがふつう。
強権的な国や発展途上国では露骨に暗殺と分かる手段で行われる事が多い。逆に民主的でマスメディアの発達した国では自殺/事故死/病死とされる事が多い。体制側が暗殺を実行する側である場合は自殺/事故死/病死とされる事が多い。
後半の記述が興味深いですが、私はむしろ衆目の場で殺害するのが暗殺という印象を持っていたので、「暗」という字に違和感があったのです。ふつう暗殺は明るいところ(大衆の前)で行われることが多いわけですから。もちろん「明殺」という言葉は聞きません。後ろ暗い殺害だから暗殺なのでしょうか。。。
とすると、後ろ暗くない殺害が「暗殺の反対語」となります。まず思い浮かぶのは、「処刑」。イラクのサダムフセイン元大統領なんかはこれにあたるのかもしれません。でも、暗殺と公開処刑というのは似た雰囲気があります。
結局のところ、殺害には暗いも明るいもない、従って対義語もないというのが正解なのかも知れませんね。。。
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コメント
処刑も暗殺も、その人との一切のかかわりを未来永劫拒否する行為と考えるなら、その反対語は、交渉、対話でしょうか。
独裁者が、民主化運動家を殺すんじゃなくてとっ捕まえろ!といったなら、暗殺の反対語は逮捕や起訴。
同じく独裁者が、まだ殺すな脅すだけでよいとしたなら、暗殺の反対語は脅迫。
失礼しました。
投稿: 旅人 | 2011/12/16 06:27