MVPに教わる
昨日はマイクロソフト社からの案内に応募して、新宿のマ社に行きSharePointの講習を受けてきました。昨年もNRIラーニングネットワーク社のセミナーでMOSSの基礎は学んだのですが、今回はITプロ向けということもあり、文書管理についてもう少し突っ込んだ話が聞けそうでした。
台風並みの大風で電車が遅れ、会場入りしたときには冒頭の自己紹介が始まっていました。ホワイトボードに講師の名前が書いてあります。基礎的な説明が20分ほど進んだ後、ある説明の前に講師の先生が次のように言われました。
これは『ひと目でわかる』にも書いたんですけど
ややっ、と思い、ホワイトボードを見直すと、「山崎愛」と書いてあります。「ひと目でわかる」といえば、昨年夏SPADEのテストサーバ群を構築したとき、このシリーズのAD,EX,SPを3冊手元に置いていました。なかでもSharePoint Server 2007は試したいことも多く手間もかかったので、この本を何度も読み返したものです。そういえば著者の名が山崎愛さんだったような。。。
大学3年の解剖学の講義で、敬愛する内藤芳篤教授(当時)が、ある先生の講演を聴いた感想として次のように言われていました。
本当に深いところまで本質がわかっている人は、誰よりもわかりやすく説明できるものだなーと感動したんですけれども。すぐにこの言葉を思い出しました。「WSSとMOSSの違いはどこか」「MOSSのStandard版とEnterprise版の違いはどこか」といった私でも答えられそうな質問に対する答えでも、その明快さが違うように思えました。「Windows 2008ではIISが変わっているのがMOSS構築上の注意すべきポイントです」……肝に銘じておきます。その他のTips等,資料に書いていないお話のひとつひとつを聞くと、からまっていた紐がほどけるように納得できました(別にそのことで悩んでいたというわけではないのですが)。
「ブログも見てください」とのことなので休憩時間にネットで調べてみると、Microsoft MVPでもいらっしゃるとのこと。私の知っているMVPというと、お会いしただけで「ただ者ではないな」という(ひと目でわかる)オーラを発しているような方が多かったのですが、山崎さんはSharePointについて語りさえしなければ、それとわからないだろうと思いました。
以前マ社でSharePointの説明を受けたときには予習に使った「ひと目でわかる」を持参したのですが、今回は不覚にも持参していませんでした。今回本を持っていれば、あわよくば著者の先生にサインがいただけたかも。。。うーん残念。ともかく、ありがとうございました。「日本でいちばんSharePointに詳しい医師」あたりを目標に精進したいと思います。
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