全日空システム障害はやはり期限切れ
最近,システム障害の原因の1つに「期限切れ」というのがあることを学びました。全日空のシステム障害もひょっとすると……と思っていたのですが、やっぱりそうでした。
リンク: [速報]全日空が搭乗システム障害の原因特定、接続の有効期限を設定ミス:ITpro.
接続してくるチェックイン端末が正当かどうかを認証するための設定値のうち、暗号化機能の有効期限が「2008年9月14日1時44分まで」となっていた。これによって14日の始発便から、全国にある51空港のチェックイン端末が認証エラーとなって利用できなくなった。
私のところでも、「7月16日以降Symantec Endpoint Securityのパターンファイルが更新できない」という障害に遭いました。なぜ7月16日かというと、システムの稼働から数えてちょうど4か月。どうも怪しいと思って調べてみると、LiveUpdateサーバが内部で使うユーザのパスワードが4か月で期限切れになっており、そのユーザが無効になったため、動かなくなったものとわかりました。暗号化や証明書の期限は忘れないようにしたいものです。
誰ですか 「あの原稿の期限は?」 って言っているのは。あーぁそれだけは聞かんといてくでぇ。
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コメント
PKIの認証キーの期限なんかも問題になるでしょうね。
投稿: Dr.Y | 2008/09/19 06:44
思えば、かつて騒がれた西暦2000年問題と同じことが、いつでも起こり得るような時代になったのかもしれませんね。
例えば下記にしてもまだまだのような気がします。JISの歴史も60年足らず。やはり紙をタイムカプセルに入れて庭に埋める方がまだ確実なようです。
電子署名文書の長期署名プロファイルがJISとして制定
http://www.ecom.jp/press/2008_001.html
投稿: ynb | 2008/09/20 16:07