さようならPowerPoint(2) Xboxでハイビジョン画質のプレゼンを
以前書いた、さようならPowerPoint-Flashでひと味違うプレゼンをが今でもかなり読まれているようなので、近況を報告します。
昨年2月、暗黒星団帝国に魂を売ってからは、PowerPoint2007の新機能を堪能していたのですが、やはり物足りなくなるものです。このイベントを契機に、新作を発表することにしました。
Xbox 360のビデオ再生機能を利用して、高画質動画によるプレゼンを行なう
というものです。オーサリングに使ったソフトウェアはFlashと同じAdobeから出ているPremiere Pro CS3。1920×1080でWMV(Windows Media Video)形式で保存、USBメモリに入れて、Xbox 360で再生します。ノートパソコンではスムーズに再生できない動画も、Xboxは滑らかにこなします。
「これはいけるぞ」と勇躍インドネシアに乗り込んだものの、様々な障壁が。あちらではXboxは未発売で、おまけに煉瓦みたいにバカでかいXboxのACアダプタは、その図体のくせにかの国の高電圧をカバーしていないのです。試写時にあちらのスタッフがそのアダプタを壊してしまった。予備機で動かしたものの、表示はプロジェクタでなく42インチくらいの横長テレビで1080pは再生できず。ホテルの部屋で720pにレンダリングし直し、ようやくプレゼンを終えることができました。
本プレゼン手法の利点と欠点をまとめてみます。
利点
・圧倒的高画質。
・動画使い放題。
・白いXboxのコントローラを手にプレゼンする様子は注目度抜群。
・Premiere Proによるオーサリングは難しくない。Flashと同程度。
・機器の設定は簡単。Dreamcast+OpenblockSと比較してですが(笑)。
・動画の再生時間を持ち時間に合わせておけば、時間オーバーが皆無。
・そのままインターネットで公開できる。
欠点
・会場の映写設備の確認が必要。試写も必須。
・配付資料作りが面倒。
・プレゼン中に動画を止めるのは格好が悪いので、充分な練習と画面切り替えタイミングの調整が必要。
・Xbox(特に電源アダプタ)が重い。
というわけで、Dreamcast+OpenblockSよりは楽ですが、一般の人にはまだ敷居が高いかも知れません。しかし「ここ一番」のプレゼンにはぜひお勧めしたいと思います。私自身も、どのイベントで国内デビューさせるか思案中です。
訂正 マ社のイベント紹介ページの下記は誤りですのでよろしく。
誤 Xbox を利用した同センターの医療情報システムに関するプレゼンテーションを行い
正 Xbox を利用して、同センターの医療情報システムに関するプレゼンテーションを行い
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