ログ管理システムでクリニカルデータを分析する
私の座右の銘のひとつは「飛び込み営業を大切にしよう」です。
昨年のある日、インテックという会社の地区担当営業の若者が突然病院の受付を訪れました。内心では面倒だなと思いつつ、この言葉を唱えながら受付に降りて応対しました。用件は病院情報システムの運用委託の案内ということで、既に他社と契約があることもあり、その場で色よい話はできなかったのですが、彼が帰った後、置いていった会社案内や製品案内のなかで、「高速検索可能な統合ログ管理製品 快速サーチャーLogRevi」が目に留まりました。
この製品は、PACSによくあるようなマトリクスビュー画面を備えています(ログレビではタイムラインビューと呼ぶ画面ですが……)。
ふと「HISのDWHから出るデータをこれで見せたら」というアイデアが浮かびました。
そして先月末、「快速サーチャーLogRevi」が手元にやってきました。DWHから抽出した臨床データ、本来用途の電子カルテ利用者ログファイル等をこのシステムに食べさせると、一次元、二次元の表示を切り替えながら一挙にデータを俯瞰することができます。今までできなかった業務の「見える化」ができそうな予感がぎゅんぎゅんします。
下のようなグラフも、ビルトインの簡易分析機能で簡単に作ってくれます。スタッフの業務量分析にも充分応用できそうです。
飛び込み営業のおかげで新発想や製品導入に繋がったのは、これで2例目です。電子カルテのデータを二次利用・二次活用するツールの一つとして、臨床データの分析へのログ管理システムの応用、ぜひお試しください。
おまけ
よく新聞などで、「○○大が○○の遺伝子を発見、今日発行のNature電子版に掲載される」といった記事をみかけますが、私の場合は重要な発見もぽんぽんブログに載せちゃうので目立たないのかな……などとひとり舞い上がっています(笑)。
リンク: 快速サーチャーLogRevi(統合ログ管理)|インテック.
2010/08/20 追記 スクリーンショットを入れ換えました。
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コメント
出会いがしらという言葉がありますが、陰にも陽にもとらえることができますが、それを常に陽(プラス)に受け止められ、本当に素晴らしいと思います。
その座右の銘、ちゃっかり拝借します。
ご馳走様でした。
投稿: photo.climber | 2010/08/23 15:36