佐賀弁と長崎弁と博多弁の峻別は楽じゃない
渋谷で時間をつぶす必要ができたので、主演女優が賞を取ったという、映画「悪人」を観に行きました。広告以外の予備知識無しで劇場に入ったため、冒頭のシーンから既視感を覚え、「あっ福岡だ、ん?ここはあの道?」という感じで楽しく見ることができました。
殺される女は福岡県、殺した男は長崎県西彼杵郡、ついていく女は佐賀県の生まれですが、わが家も福岡県生まれ1名、長崎県長崎市生まれ1名、長崎県西彼杵郡生まれ1名、佐賀県生まれ1名なので、言葉も景色もすべてがジャストミートなわけです。現場の三瀬峠は、主人公と同じく高速料金を節約するために旧道も含めて何十回も通っているし、呼子のいか料理の店は、同じ席に座った記憶も。知らないのは灯台くらい。
エンドロールを見ていると、長崎弁、佐賀弁、博多弁のそれぞれに言語指導の方がついていました。俳優さんの方言に違和感が残るのはしかたがありませんが、この3つの言葉の微妙な違いがなかなかうまく出ていたように思います。
3方言のちゃんぽんでこの映画を薦めると、
まぁ、がばいよかていうほどのこたなかばってん、時間のあったら見にいきんしゃい!
リンク: 小説「悪人」の博多弁や長崎弁や佐賀弁に感化-オフタイムの気分転換さん-.
2010/10/13 訂正
「がばいよかというほどのこたなかばってん」から現在の表現に訂正しました。
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