ソーシャル社会の言い換え語をつくろう
私もこの本のタイトルが気にならないではなかったのですが、ネットで話題(?)みたいなので、IT外来語研究家の私としては、この言葉の正しい日本語表現を模索してみることにしました。ソーシャルを訳すと「社会の、社会的」ですものね。
まず考えたのは、「つながり社会」です。まぁ社会自身が人と人とのつながりで発生するわけですから、同義語を並べただけになってしまいます。
「つながる社会」でもよいのですが、一つの熟語として認識されないと思うのでボツ。
次は「知り合い社会」を考えました。20年以上前、パソコン通信NIFTY Serveの某FJONのオフラインパーティに出かけるときに、人に何と説明して良いか困ったことを思い出しました。会ったこともない相手のことを「友達に会いに行く」というのも変なので、「知り合いに会いに行く」と言ったように思います。少なくとも私の中では今の「ソーシャル」の概念はこの頃から存在していたと思います。ただ「知り合い」では今どきのソーシャルとはニュアンスが違う感じがします。
変なところでは「みなとも社会」はどうでしょう。某お昼の番組のかけ声と、白い犬の携帯電話会社の料金プランから着想しました。
結論
やっぱり最初に思いついた「つながり社会」が一番マシなようなので、これを推奨しておきましょう。頭をひねって出てくるものではないのかも。
まぁ、「ツッコミどころがある」「何か変だなと思う」というのも本とタイトルとして重要な要素だと思うので、これらに置き換えてしまうと魅力が減ってしいますが、「ソーシャル社会って何だ?」と思った方への参考になれば幸いです。
おまけ
しまった、あの本の自分の経歴のところに「1988年、機種依存文字という用語を発明」を入れておくのをすっかり忘れていました(笑)。
| 固定リンク | 0
コメント