医療系学会主導の症例データベース収集事業の行方
いわゆるNCDの事業が本格化してきたようです。
私もずいぶん前に医療分野で増加するWeb登録システムへの危惧という記事を書いたのですが、NCDもWeb登録のようです。このシステムの入力負担が実際の医療現場でどの程度許容できるのかを今後見極める必要があると思います。
私も形成外科学会のデータベース収集事業をお手伝いしてきましたが、なかなか難しいです。その点では、麻酔学会ではデータ収集と日常業務システムまで提供しているらしいので、この仕組みがうまく発展して行くと良いと思っています。いずれにしても、日常業務とうまく調和するデータ収集であって欲しいと思います。
リンク: (社)日本麻酔科学会|JSA PIMSヘルプデスク.
ただ、このような学会主導のデータベース事業は本来過渡的なものであるべきで、本来はPHRやEHRで必要なデータを集めておいて、目的に応じて学会にデータが提供されると良いのでしょうけれど。
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コメント
電子カルテが普及に従って、医療画像、PACSも発展することになります。医療データベースは関連技術としていっしょに進化しなければならないでしょう。
投稿: 医療データベース | 2011/11/30 11:23
12月1日に、NCDの実務者勉強会に情報収集のため参加してきました。担当者は大変そうですね。やはり当初抱いた不安は消えないままです。ただ、こういった事業はある程度の無茶な強制力がないと動かないのも確かで、引き続き注視していきたいと思います。
投稿: ynb | 2011/12/03 11:42
症例データベース収集事業は難しいよね。でも 医療データベースの一部分としてもちろん進んでいくべきだ。
投稿: 医療データベース | 2011/12/08 09:10