何にでもiをつけるAppleみたいに、何にでもKineをつけてみる
このたび座右の銘を「荒唐無稽」に決めました。
この動画を見て以来、ずっとKinectの応用アイデアを温めていたのですが、ついにまとまった文章にすることができました。しかしまともなメディアには載せられないので、この場で公開することにします。
リンク: MikuMikuDance with OpenNI(Kinect) test 2 - YouTube.
「キネカラ」もしくは「カラムビ」もしくは「Dance Central 33 1/3」
このプロジェクトが目標とするのは、キネカラもしくはカラPV(カラピブ)もしくはカラMV(カラムビ)という全く新しいカラオケのブレークスルーです。
カラオケというのは、歌謡曲から歌謡を抜いたオーケストラだけを用意し、それをバックに歌うということですね。カラムビというのは、音楽のプロモーションビデオから歌と動きを分けた動画を用意し、それをバックに歌い踊るというものです。これには2つのパターンがあります。「なりきりカラムビ」は、動画の中の主人公のひとりの外見はそのまま、歌と振り付けを乗っ取るパターンです。「のりこみカラムビ」は、動画の中の主人公の外見まで、自分の外観テクスチャをマップしたアバターで置き換えてしまうことです。
これが実現すれば、PVの誰かの動きを自分の動きに置き換えたり、まさに自分が入り込んだPVを友達に披露することができます。EXILEやAKB48のPVのお気に入りの一人の振りを自分のものに置き換えたり、姿形まで置き換えたりして楽しむことが可能になるのです。
街のカラオケ店でこれを実現するには、音楽業界にキネカラ対応のPVを作ってもらうため,PVのフォーマット自体を再発明しなければなりません。PVの撮影現場にKinectやそのプロフェッショナル版を持ち込んでデータを取り、Microsoft Kinemovie Maker(仮称)で加工することで、ミュージシャンの動きやテクスチャをキャプチャーしてデータ化します。これで、PVはその裏側に、高度にデジタイズされたアバタームービーのデータも持つことになるのです。
キネカラ対応のPVと、カラオケ装置、Kinectが設置されたカラオケルームが揃えば準備万端。Kinectは4人までの人体認識ができるようですから、同時に4人までが歌い踊ることが可能です。
参考
カラオケ用の振付採点装置
http://patent.astamuse.com/ja/granted/JP/No/3742701
http://www.patentjp.com/11/X/X100008/DA10033.html
キネヨガ
自宅でヨガの練習をしたいという人が増えています。ヨガのDVDがありますが、自分がそのとおりに動けているかは、鏡張りのリビングでもない限り確認できません。そこでキネヨガの出番です。キネヨガを使うと、模範ビデオの隣に自分の分身を登場させることができます。自分のポーズをKinectでキャプチャーし、それを録画して、先生のボーズと見比べることができるのです。
XBOX Liveを使えば自宅に居ながらにして先生と繋ぎ、リアルタイムでヨガのレッスンを受けることもできます。キネヨガならではのポイントは、テレビ電話とは違うということです。相手に見えるのは自分のアバター。お化粧無しのすっぴんでも、パジャマのままでも、気軽に自宅でヨガスタジオと同じ指導が受けられるのです。
ムビクラ
静止画を撮って交換するのはもう古い。これからは動画をクラウドに上げてスマホで共有という時代でしょう。Kinectと組み合わせると、顔だけ自分でコスチュームは自由に選んで踊れます。
このように(1、2)ほぼ実現済みみたいですね。
キネセコム
繰り返しになりますが、Kinectの大きな利点は画像を撮らないこともできるということです。独居老人の見守りに最適。居間の天井から利用者の行動をモニタし、動きの異常を従来の監視カメラ画像解析よりも高精度にコンピュータが判断、発報できます。
キネ手話
Kinectの前で手話で話せば、XBOXが音声に翻訳してくれます。手話の習得にも最適。現在のKinectでは、少し分解能不足かも知れませんが。
キネプレもしくはキネパワポ
Apple社の製品発表会などを見ていると、巨大なスクリーン前のステージにCEOが登場して説明しています。これを日頃のプレゼンで再現するのがキネパワポです。スライドショーの中に自分のアバターを登場させ、スクリーン内で身振り手振りの説明、任意の場所に移動しての指さし、赤線引きなどが可能になります。
スペースチャンネル5 パート3
音楽とダンス、そしてゲームを愛する全ての人へ。アラフオー、子持ちのうらら、銀河の危機に再びマイクを握る。「踊りで勝負よ!」。 祝 Part 2配信開始。
※おことわり
某フリーライターの方、以上の話はまだ構想段階で、実際に動いているわけではないので、早とちりしないように。
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