ご近所の愛ふたたび(2)永久の儚さ
4月に、学術集会のオンライン開催で顕在化する参加費のジレンマという記事を書いたとき、副題に「ご近所の愛ふたたび(1)」と書いておきました。この「ふたたび」シリーズは、私がJAMIC JOURNALに2005年4月から1年間連載していた「ご近所の愛」というエッセイから、現代に通じるテーマの回を選んで(許諾も得たので) 公開していこうという企画です。
さて、最近ショックだったニュースが、UMINの電子メール機能縮小です。今はuminのメールアドレスを仕事用に使っているので、大変なショックです。どのアドレスを仕事用に回そうか、困っています。そこですぐに思い出したのが、2005年11月号の第6回「永久の儚さ(はかなさ)」です。
この回では、永久保証を謳った製品を出していた会社がなくなってしまう話や、カルテの保存期間の話、永久欠番を設定していた球団が消滅する話を書きました。今にして思えば、この時考えていたことが後のBits on Filmへの傾倒に繋がっていくのでしょう。
その記事につけていた図がこちら。
UMINには「永久保存ホームページサービス」というのがあり、その意気を讃えていたというか、揶揄していたのですが。
今回のメールサービス縮小の報せは、UMINの継続性に疑義を抱かせるに十分でした。ひきつづき「永久」を目指してがんばってほしいものです。
おまけ
そういえば、この記事に対して、「うちの教室は100年前のカルテも保管しているぞ」という抗議が来たことがあります。残念、私は医局単位ではなく、「病院として」保管できている施設はないだろうと書いていたのです。大学病院の縦割りぶりを象徴していると感じた経験でした。
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