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2021/01/18

アルムナイ・ネットワークの日本語訳をつくろう

新聞記事で、「アルムナイ・ネットワーク」というカタカナ語をみました。「アルムナイってなんだ?」と思ったら、alumniのことだそうです。それなら私も知っています。同窓です。卒業生でもいいみたいです。(すみません、いままでアルミニだと思ってました。mとnの間にiはなかったんですね。)

ただ、同窓でなくアルムナイとわざわざ言っているのは、学校だけでなく、企業を卒業した人も含んだ概念ということみたいです。

ラテン語を起源とする英語で、本来、同窓生や卒業生を意味する言葉。転職が一般的な米国では2000年代以降、コンサルやIT業界などの人手不足業界で元社員を再雇用する動きが拡大。退職者とのつながりを維持しようとする企業が増え、SNSなどを活用した「アルムナイ・ネットワーク」が急成長した。

いや待ってくださいよ。その概念をこれからずっと「アルムナイ」って呼ぶんですか? ほとんどの日本人が、この言葉を聞いて概念を思い浮かべられる日が来ると思っているんですか??

というわけで、「アルムナイ」もしくは「アルムナイ・ネットワーク」の代わりに、多くの日本人が腑に落ちる日本語言い換え語をつくろうというのが今回の企画です。

記事中には「元物産会」のもあるくらいなので、元マイクロソフトとか、ソニーOBとか、(あまり良い意味ではなさそうですが)○○くずれ、○○あがりといった言い方は以前からありました。でもそれらを普遍的に表わす語は確かにないみたいです。

almniは同窓や卒業生と訳されていますが、同窓と言えば、日本語では普通、「同じ学校にいた」ということです。同門という語もあります。「同じ先生に教わった」という意味です。同門に対応する英単語はないのではないかと思います。結局almniとなります。

私個人の考えかもしれませんが、日本語と英語を比べると、漢字を組み合わせられる日本語の方が語彙が豊富になりがちで、英単語はたくさんの意味を一つの単語に含めている気がします。

almniには同窓も同門も対応できるのですから、企業の卒業生を意味する「同○」という単語を創っちゃえば、「アルムナイ」を使う必要はなくなるわけです。

 

(以下は書きかけです)

 

日本語には「同じ釜の飯を食う」という言葉があります。たいていは「同じ企業で働いた」という意味です。「同じ学校にいた」という意味でも使えないことはないと思いますが。この表現が「アルムナイ」の日本語訳として使えると思います。

同釜(どうふ)で良いじゃないですか。アルムナイ・ネットワークは「同釜会」「同釜のつながり」で良いでしょう。同窓は同じ学校、同門は同じ先生、同釜は同じ企業、のもとにいた仲間です。同釜を訓読みにすると「おなかま」とも読めるので良いかなと。

おまけ

新型コロナウイルスの流行後に目につくようになったのかもしれませんが、テレビなどで「専門家に話を聞きました」というのがあります。このブログカテゴリは長年やっていますし、「機種依存文字」という実績もあるのですから、そろそろ私もこの道の専門家だと名乗って良いのだと気づきました。

その肩書きを格好良くみせるために、「シン日本語研究所」というのをつくりました。でも頭の古い人向けには別の呼称も必要だろうとも思っていますので、組織の体制を研究中です。テレビなんかでこの肩書きを披露できる日が来るといいな(笑)。

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