携帯電話の着信音のように、選べるEVの走行音にもニーズと市場がある
私がかつてスバルのアルシオーネSVXという車に乗っていた頃、知人から「やっぱりフラット6のエンジン音はいいね」と言われたことがあります。私自身はその音の良さがよくわからず実感したことはなかったのですが。
水平対向6気筒エンジン搭載の代名詞といえばポルシェなんでしょうけど、スバルのSVXも3.3Lのエンジンを積んでいました。
それから30年近く経ち、家の近くを走るテスラの人工音に「こんな音がするの?」と驚いた後もなかなか耳が慣れません。
そこで着想したのが、EVやFCVなどエンジンのない車には、携帯電話の着信音のように、「選べる走行音」の需要や市場があるということなんです。
EVシフトが起こるとエンジン音のしない車ばかりになり、モーター音や人工音がその代わりを担います。でも、特に人工音には好き嫌いがあると思います。ここにブルーオーシャンのビジネスチャンスがあると思いませんか?
今エンジン車があるうちに、その音を録音しておいて、EV向けに売るのです。アクセルを踏み込めば、音だけはポルシェだろうがフェラーリだろうがスバルだろうがお好み次第。ディーゼルの音を好む人だっているかも。同じポルシェのフラット6でも、ターボのあるなし、MT版とAT版などさまざまなバリエーションが考えられます。
アクセルの踏み込みや速度によって音程や音質を制御するシステムの開発は必要になりますから、音だけでなくそちらの制御部分も開発の余地があります。
あー、また起業せずにブログに書いてしまった、と思ったら、先人がいました。事業化するなら今でしょ。
【EVの「ヒューン」、どう思う?】EVに欠けた魅力 エンジン音の再現を
こちらも自由に選べるところまでは届いていないか。
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