2024/03/10

ジャミックジャーナル連載「ご近所の愛」全話公開

  
副題:ご近所の愛ふたたび(2)

2005年から2006年にかけ、JAMIC Journal(その後のリクルート・ドクターズキャリア誌)に連載した「ご近所の愛」を全話公開しました。

親兄弟で3つの名字(PDF)                                裏録W録タイムマシン(PDF)
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「医師の日」をつくろう(PDF)                          ムーアの法則(PDF)
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幸せって相対的(PDF)             危険を招く説明(PDF)
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ユビキタスはきらいよ(PDF)                            「永久」の儚さ(PDF)
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この子の喜ぶ顔みてみたいねいつかね(PDF)         いのち短し(PDF)
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コンビニ医療(PDF)                                       血を分けた君へ(PDF)
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2020年にリクルート・ドクターズキャリア誌の編集部から許諾をいただきました。ありがとうございます。

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2009/11/10

火曜の夜は記者クラブに通う(7)戦略的誘導報道の提案

 きょうは和田努さんによる「医療再生とジャーナリズム」でした。(私は知らなかったのですが)三郷中央病院事件の告発報道から始まり、ガンや小児医療の報道を通じて医療ジャーナリストの道に専心されたようです。

リンク: 和田 努:これまでの講演のご紹介-kouen.com.

 お話の中で強調されていたのが「虫が這うような取材」でした。何度も通って、何度も話を聞くのだそうです。取材対象になった場合を想像するとぞっとしましたが(笑)。

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2009/10/13

火曜は日本記者クラブに通う(4)先端医学の映像化

9月から、毎週火曜の夜に日本医学ジャーナリスト協会主催の「医療ジャーナリスト基礎講座」に通っています。全12回のうち9~10回は受講するつもりです。場所は霞が関の日本記者クラブ。予想以上に良い雰囲気のサロンみたいな場所ですが、横目に見ながら会議室に直行です。

今日は「先端医学の映像化」ということで、NHKで人体シリーズを作られた林さんのお話。

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2007/07/12

11日に話したこと

昨日ビッグサイトでお話したことの覚え書きです。



 私は日本でも最も電子カルテ化の進んだ病院の一つで働いています。システムには大きなコストをかけてきています。

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2007/07/11

ひと呼んでミスリード

 日本医学ジャーナリスト協会の正会員でもある私は、今日の夕方、有名な李啓充さんの講演をお聞きするために日本記者クラブに初めて行きました。

 でもその前に、朝から有明に行ってきました。マ社から記者発表に同席してほしいという依頼を受けていたためです。遅刻気味だったので、りんかい線の駅から息せき切ってビッグサイトに着いてみると、なぜかマ社の皆さんは手に手に日本経済新聞を持っているのです。一面にこんな記事。

リンク: マイクロソフト、医療情報システムの標準化呼び掛け.

マイクロソフトは日本国内の医療機関向け情報システムの標準化に乗り出した。(中略)割高だった医療情報システムの導入費用を最大5割引き下げられる。

 「をいをい、乗り出すとか呼びかけとか、5割下げとか、そんなことあるとも思えない。ウソでしょう。」と思わず苦笑してしまったのですが、どうやら先週あたりにマ社が受けた取材が記事になったもののようです。
 私は個人的にはつぎのような印象を持っています。

× マイクロソフトは日本国内の医療機関向け情報システムの標準化に乗り出した。
○ マイクロソフトは日本国内の医療機関向け情報システムに自社製品の利用を促進する活動に乗り出した。

× 割高だった医療情報システムの導入費用を最大5割引き下げられる。
○ 他の産業分野みたいに専用ソフトの汎用化がうまくいけば、5年先くらいには割高だった医療情報システムの導入費用を最大5割引き下げられるかもしれない。

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2005/08/11

いまどき「皮膚呼吸」はないでしょうNHKさん

この番組を見ました。素材はともかく、NHKの医学監修がずさんなのにがっかりしました。

リンク: NHKスペシャル2005/8/9 赤い背中.

 背中がやけどの瘢痕だから「皮膚呼吸ができないため、呼吸障害もある」のだそうです。「皮膚呼吸」、はっきり申し上げて迷信です。呼吸障害の原因は皮膚が拘縮してゆとりがないため、肺が膨らまないためだと思いますが。

皮膚呼吸って何(新しい創傷治療さん)
 この番組、再放送したり、内外のコンテスト等に出品されるのでしたら、ここを含めた医学的内容の問題点をきちんと修正してほしいものです。

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2005/04/01

そういうのは電子カルテと言いません

電子カルテ:小児科60人分ネット流出 鳥取赤十字病院
報道によりますと、

病院の説明では、03年4月から1年間勤務した小児科医が、自宅で使っていたパソコンがウイルスに感染した。電子カルテは、医師が研究目的で診療記録の内容をパソコンに入力した情報だった。
ですが、そういうのは「電子カルテ」とは言いません。いわば医師個人の覚え書きでしょう。困った記事ですねぇ。

「紙カルテを医師が無断でコピーし持ち出し、それを漏らしてしまった」と同義だと思います。個人情報が流失した点では重みは同じですが。

 この手の流出を完全に防ぐのは、私の職場でも今すぐにはまだ無理です。遅ればせながら少しずつ対策を前進させていくしかないようです。

参考にならないかもしれませんが、一応次を挙げておきます。
電子カルテの定義に関する日本医療情報学会の見解(PDF)

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2005/03/29

誰のせい?新設心臓外科で昨年手術実績173件

Google Newsから「佐世保市立」で検索

佐世保市立総合病院、手術ゼロでも「いい病院」 -読売新聞-
佐世保市立病院、架空の手術173件申告・過剰報酬200万円 -日本経済新聞-
医療報酬: 200万円を不正受給 佐世保市立総合病院 -毎日新聞-
手術実績を架空申告、報酬不正受給 -TBS-
手術実績なしで診療報酬請求 -NHK-
診療報酬問題、「不正の意図なし」病院長改めて強調 -読売新聞 -
 このニュース、身近な病院だけに気になります。最後のものを除いては病院に悪意があるような見出しですが、報道内容を見てると「誤報」まがいの見出しですね。

社保事務局は、書類を「見落としたと思う」(保険課)とミスを認めているが、「前任地での実績でも構わない」と説明したとの点については「あり得ない」(同課)と否定している。
たぶん私の言いがかりだと思いますが、
 「そんな説明はしていない」
とは言っていないのが気になります。  最近医療事故の釈明等で、「こういう事故はあってはならないことで」という言い回しに慣れているせいか、
「ありえない」けど「やったかもしれない」
と聞こえてしまいます。

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2005/02/10

韓国 『も』 快勝なのか?

昨日のワールドカップサッカー予選で、日本は北朝鮮に勝ち、韓国はクウェートに勝ちました。NHKのニュースを見ていたら、「韓国も快勝」との見出し。新聞など他の一部メディアも「も」をつけています。

 ニュースの映像では、韓国戦の合間に日本-北朝鮮のゲームのダイジェストを観ていた韓国の人々が、北朝鮮の同点シーンに沸いていました。最近の韓国の「太陽政策」のせいもあるとは思いますが、韓国の人々からすれば、同じ民族の北朝鮮を応援するのが当然の感情だと思います。

 それに対して日本のメディアは、「日本も韓国も勝った」という論調。まるで韓国は日本の側という錯覚に陥っているように思えます。 「韓流」ブームのせいなんでしょうか。

 客観的にニュースを伝えようとするなら、「韓国も快勝」というのでなく、(北朝鮮は負けたけど)「韓国 快勝」とすべきだったと思います。

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2004/11/30

応えたぁ。(ナウシカ風)

3カ月くらい前の夏に書いた「乳房再建には保険診療の道もあったはず」ですが、メーリングリストで以下の記事が載ったことを教えてもらいました。

保険適用 明確でない基準 : がんと私 : 医療と介護 : YOMIURI ON-LINE (読売新聞)
私もほとんど忘れていましたが、追加取材ごくろうさまでした。

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